私の生徒さんは、グレード試験を受けるから、勘違いする人がいるんだけど、私は試験をやらせたくてやらせているわけじゃないんです。試験なんて、勧めませんよ。ただ、楽器のグレード試験を持っていた方が、職業学校や大学へ進学する時に、ちゃんとした資格として認められて、有利だし、就職する時にもとても有効な資格です。今どき、学校の成績だけで学生をとる大学や職業学校なんてないし、企業も音楽やスポーツ等のできる人を採用します。
もちろん、音大へ進学する子は、グレード8が必須です。
いくら私の生徒さんが、試験で良い結果を出すからって、私は好きでやらせてるわけじゃないんです。その子の将来を思って、本人が受けたいのなら受ければいいと思ってます。でも中には、本人の意思に反して、母親がどうしても試験を受けさせたいという場合があります。こういう時、困るんですよね。基本的に、本人の意思がないと、練習にも身が入らないでしょう?
親としては、自分の子どもが将来進学する時のために、そういう有効な資格を取って欲しいと思うだろうし、良い所に就職して欲しいと思うだろうし。
試験とか受けるよりも、純粋にピアノを楽しみたいって言う生徒の気持ちもよくわかる。
というわけで、試験用の指定されている楽譜以外の出版社の楽譜を買ってもらいました。表向き、試験曲を練習しているようには見えないんだけど、実は試験曲(笑)
時が来れば、「実はこの曲、グレード試験の曲なんだけど、せっかく練習したから、試験受けてみない?」って聞いてみようと思って。
隠し事をするのが下手な私だから、上手く行くでしょうかね。。。
こういうの、生徒さんをだましてるみたいで好きじゃないんだけど、たぶん、親とも生徒さんとも上手く行く方法は、これしかないかも。