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4月中のお稽古、体験レッスンを中止いたしました。
とりあえず、定期レッスンの生徒さんには、4月中の自主練習をお願いしました。
練習した半紙を、事務所まで郵送で送っていただき、
添削を動画に撮影して、お返しすることにしました。
自主トレの課題は、最初の「竹」「桔梗」と、現在取り組んでいる課題の3つです。
〝この宿題をやらなかったら、5月以降のお稽古は見てあげません。”
と書き添えて、皆さんにご連絡した所
「相変わらず、手きびしい!」
と返答が返ってきました。
普段、あんなに優しくて和やかなのに、
まさか、厳しい先生だと思われていただなんて。意外で意外で、本当に驚きました。
私も、昔の師匠は本当に厳しくて、
泣かないでできたお稽古はひとつもなかった位でした。
同年代のお弟子さんたちも、皆やめていったし、
こんなことをしていたら、後世に繋げられなくなってしまう、と
私は思って、
自分の生徒さん達には、子猫を可愛がるように甘く優しくしていたのです。
「いつ、厳しかったんだろう…?」
誰もいないお稽古場で、晴れわたる空を窓から見上げながら、
しばし回想いたしました。
全く思い当たりませんでしたが、
そういえば、…
先日、生徒さんが磨ったお墨が濁っていて、「なんですか。これは。いい所のひとつもない墨だ。」と言って
捨てさせて、磨り直してもらったりしたけれど、
そんな事かしら~と、思いました。
琳派墨絵クラブ