5月以降、ぞくぞくと「龍を描く」クラスに
挑戦する方が増えていて、
皆さんが大喜びで帰っていく姿を見送るのが、
私も毎回楽しみです。
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それにしても、
ここで改めて振り返ってみますと、
同じテキストを使って
同じ教え方をしていて、
ここまで 完成作品の個性が違うものか、と
驚かされるものがあります。
本日は、中でも とりわけ違う4作品を
ご紹介します。
淡い墨色によるかすみを描いた背景にゆらりと浮かび上がる、淡い紫色の龍。
金色の目玉のなかに作者の信念がただよい、全体的にとても神秘的です。
作者は、女性のための職業斡旋会社を経営する女性で、
座右の銘は「親切」だそうです。
「龍の珠取り」の話を紹介したところ、「リスクなしでは成功しない!」と奮い立ち、
完成までパワフルに描き切りました。
F4サイズの色紙に、迫力満点です。
人生初めての水墨画で、よくここまで頑張ったと思います。
新婚旅行で日本を訪れた若いご夫婦。
左側が奥様の作品で、タイトルは「希望の青龍」です。眼の表情や墨の濃淡など、
写真には写りませんでしたが、真に迫るものがあり、なかなか素晴らしかったです。
右側はご主人で、何かアニメのキャラクターを参考にして描かれていました。
下の烟りは私が担当しました。タイトルに奥さんの名前を付けられていて、
始終、お二人とも微笑ましかったです。
琳派墨絵クラブ