新宿コマ劇場に足を踏み入れるのは初めて。思っていた通り、雰囲気は新橋演舞場に近いんですね。 ここも客席での飲食が可能で、客席に売り子さんが来てアイスやポップコーンを売っていました。客席は男性が多く、ゴツイ方もチラホラ。
『座頭市』は勝新太郎の代表作だということは知っていましたが、見たことはありません。北野武の映画も然り。というわけで予備知識はほぼゼロで観ました。常に丁寧な言葉遣いなのに、剣の腕は立ち、いざ人を切り出すと止まらない…そんな市のキャラクターには女性の私でもかなり魅力を感じました。なるほど、何度も映像化される訳です。ラストの殺陣のシーンは圧巻。想像以上の迫力に興奮。アニキとエンケンさんどちらのチャンバラを注目すればいいのぉ!とオタオタしている内に終了してしまいましたけど(笑)。
舞台上でいっちばん光っていたのはやはりサダヲさん。あんなにイキイキとしているのを見ると、見ているこちらまで楽しく、嬉しくなってしまいます。アニキはやはり初舞台を感じさせる初々しさ。「最後まで頑張るんだ~!!」と心の中で応援してしまいました(^^。エンケンさんはさすがの貫禄でしたし、何と言っても佇まいとあの声がステキ。かっこいいです。
残念なのは空席がかなり目立っていたこと。固まりで穴が空いていたので、演出で使うのかと思った程でした。もったいないな~。
映像畑の三池さんならではの演出なのでしょうが、場面転換が多すぎて何となく慌しかったのもちょっと残念でした。
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