(またしても引き合いにだしてしまいますが、)『カリギュラ』で古典は肌に合わんと思った私にもすんなり入ってくるお芝居になっていました。まぁ、KERA
緒川たまき
面白かったのは…
・俳優陣が歌いながら作業を行う場面転換
・突如ちんどん屋のように入ってくる演奏陣
・斜めに立っている家や上下する屋根などの舞台装置
・ぶっとい下水管が落ちる演出
ですね。。。特に最後のは笑えるオチもついて、かなり面白かったです。
後半でかなり降ってくる雪、あれは何でできているんでしょう。2列目で見ていたので、風に流されてきた雪(もどき)が結構身体につきました。すぐ消えてしまいましたけどね。無害なものなのでしょうが、やはり気になるところです。
地下の貧民宿に住む人々&その大家が人間関係や自分の精神状態を危ういながらも何とかバランスを取って暮らす中、段田さん演じる謎の老人に翻弄され、結果的にちょっぴり幸せを手にした人もいれば、不幸になる人もいて、なんだ、老人の来る前とあまり変化無いじゃんという感じなのですが、それでも相当見応えのある舞台でした。3時間強という長時間も舞台に見入ってしまったらあっという間でしたね。今月末にも見に行く予定なので、また別の視点で楽しみたいと思います。
カーテンコールでのカチューシャの大合唱(&合奏)は楽しかったなぁ。


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