今日読み終わった本をご紹介。京都嵐山の実在のお寺、大悲閣千光寺を舞台としたミステリー短編集です。主人公の次郎ちゃんのキャラクターもさることながら、脇を固める住職などのキャラも光ってます。京都の四季、名所、料理がちょいちょい出てくるので、読み終わる頃には京都旅行に行きたいぞという気分になることうけあいです。蓮丈那智シリーズなどの北森作品が好きな方には物足りないかもしれませんがこれはこれで気楽に読めて楽しめます。
本編とは全然関係ありませんが、(本物の)千光寺の住職さんのあとがきが心和みます。続編も出ているらしいので、文庫化を心待ちにしてます!
支那そば館の謎 裏京都ミステリー (光文社文庫) 北森 鴻 光文社 このアイテムの詳細を見る |