と佐藤江梨子のチラシ写真のインパクトがすごすぎて観劇当日まで気づきませんでしたが、演出：河原雅彦、脚本：倉持裕と素敵な名前が並んでいるではありませんか！奥田英朗さんの『空中ブランコ』が原作のこの舞台、昨年だか一昨年にドラマ化された作品（阿部寛主演）より断然面白く、素晴らしかったです。まず、キャスト陣がバラエティに富んでいて面白い。お笑い芸人にグラビアアイドル出身女優、元劇団四季のミュージカル俳優に元アイドル、人気劇団の役者にモデル、アクロバットチーム等々…。よく纏まってるなぁと感心してしまう程でした。
宮迫のハイテンション演技も絶妙な間も最高でしたし、サトエリはチラシ同様のセクシーすぎる衣装で目のやり場に困りつつもカッコ良すぎて結局目が釘付けでした。もう一人の主役というべき坂元健児
も良かった。初っ端のキレまくり演技には少し辟易し、「早く自分の症状に気づけよ」と思いながら観ていましたが(笑)。前々から気になっていた女優、ぼくもとさきこも見られて満足満足。病院そっちのけでサーカスに入り浸りの医師（宮迫）と看護婦（サトエリ）がサーカス中を引っ掻き回して、いつの間にか各人が抱えている問題を浮き彫りにしてその上治療？しちゃう一連の流れは観ている方はあれよあれよという感じでとても巧かったな～。カーテンコールでの一人一芸までとても楽しい舞台でした。こりゃサーカスを観に行きたくなるね（＾＾。
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空中ブランコ (文春文庫 お 38-2) 奥田 英朗 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |
