美味!な日々

2021年6月の観劇録(その1)

17 AGAIN @東京建物Brillia HALL
客層は普段ミュージカルなんて見ないであろう竹内涼真ファンが多い印象。
オリジナルが映画だけあって、ストーリーは悪くなかった。歌・音楽も良かったです。竹内涼真は初舞台・初ミュージカルなのに堂々とした演技と歌を披露していたのは見事。開演前アナウンスはザ・竹内涼真という感じで失笑してしまったけど。笑
難点は、35歳の扮装と、途中の早変わりだったり同時に2人居る演出の際の影武者的役者の扮装。体型含めて手抜き感を感じてしまった。フィクションなのは百も承知だけど、さらに興醒めしちゃう感じになる演出はちょっと残念でした。また、
脇を固める役者陣はソニンとエハラマサヒロ以外は多分お初の役者さんばかりでしたが、歌のキーがあっていないのかな…とか気になるところもチラホラありつつ、無難に纏まってるような印象。世界初演だったらしいので、いろいろ致し方無かったのかもなぁ。再演でのブラッシュアップを期待。

キネマの天地@新国立劇場 小劇場
もう、女優4人の張り合いがめちゃめちゃ面白い!冒頭のそれぞれの登場シーンも、自身の主演シリーズのタイトルを並べ立てる場面も、ノンストップでずっと面白い!

後半はちょっとほろっとしたり、どんでん返しに驚いたりと忙しかったですが、頭からお尻までとても面白い作品でした。あと、何といっても俳優が全員素晴らしかった!カテコで杏ちゃんと趣里ちゃんが毎回肩組んではけていくのが微笑ましかったです。コロナじゃなかったら確実にもう一度観劇したな。
ちょっと前にみた『日本人のへそ』といい、井上ひさし、やはり恐るべし。

それにしても「鎌田行進曲」を聴くと何故かテンション上がるのは何故だろう…。

首切り王子と愚かな女@PARCO劇場
哀しいおとぎ話というかファンタジー。ハッピーエンドじゃないけど何かしらの中毒性も感じる不思議な面白さ。

ミュージカルでよくある複数人が違う歌詞で歌うシーンのストレートプレイ版は初めて見たかも。複数人が同時に違うセリフを話すシーンが数回…演出効果は確かにあると思うのだけど、個人的にはセリフが全部聞き取れなくてもやっとするので、出来ればやめて欲しい派です。苦笑
井上芳雄の王子役は久しぶりだなぁ。歌は無いと思い込んでいたので、ほぼハミングでも芳雄くんの歌声が聴けたのは純粋に嬉しい。伊藤沙莉ちゃん演じるヴィリは、言葉が乱暴なのがかえって素直さを強調してて可笑しくて可愛くて愛おしいキャラでした。太田緑ロランスとの姉妹の最後の和解と別れ、いや旅立ちのシーンは泣けました。若村麻由美の女王ももっと毒親かと思いきや、予想していたほどではなく、ある意味芯の通った凛として美しい王女様でした。高橋努だけ役名が同じツトム…早々に笑ってしまいました。


 
 
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