美味!な日々

2023年4月の観劇録(その3)

エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~@新国立劇場 中劇場
うっかりこれと別の舞台のチケットをダブルブッキングで取ってしまい、慌てて注釈席でもいいや!とこちらのチケットを取り直したんだけど、端っことはいえ2列!端っこだと最前列!発券したチケット3度見くらいしちゃったよ。端っこゆえ確かに中央に映し出される映像は見にくかったけど、演者の表情がバッチリ見えていいお席でした。こんなことがあるから機材開放席とか注釈付席とか侮れない。元々のチケットは10列台前半でセンターブロックでもなかなかおけぴでも売れなかったもんなぁ…。
で、本編。加藤シゲアキら数人を除き、出演者全員何役もこなしてかつ舞台転換もやって…と大忙し。だけどとても楽しそう。安蘭けいの瓶底メガネが意外と合っていてツボ。章平は、舞台経験重ねてきた成果かのようにいい演技していて何だか良かった。あと、平祐奈が予想以上に良くて、今後も舞台ガンガンやって欲しいと思いました。←体調崩して観に行けなかった『奇跡の人』が残念すぎる。

ラビット・ホール@PARCO劇場
誰も悪くない事故…少々息苦しさもおぼえたけど、生々しくて息を殺して見入ってしまう感じ。最後に希望の光が見えたのには心底ホッとしました。
宮澤エマの母役がシルビア・グラブで妹役が土井ケイトって完璧な配役。土井ケイトが最高に良かったです。成河も子供を亡くした父親役を丁寧に繊細に演じていてこちらも良かった。舞台装置も面白かったです。青年役も出番は多くないながらも難しい役で、阿部くん回を観ましたが、難役、悪くなかったです。

GYPSY@東京芸術劇場プレイハウス
今なら児童〇〇とかモンスター〇〇とか言われるであろうステージママの物語。子供(生田絵梨花演じるローズ・リー)が書いた実話だというのだから凄いよな。時代を感じる。

子供の為と言いながら確実に自分の為で自己中で激しい母親を大竹しのぶさんが演じると、本当にそう思って行動しているんだろうなとこちらも思ってしまうくらいいつもながら圧巻の演技。楽曲はソンドハイムなのでオーソドックスな古き良きジャズ要素ありのアメリカンな楽曲と見せかけてクセあり曲も多い。ラストのしのぶさんの渾身のソロシーンの次に、鳥居かほりらが演じるストリッパーたちが歌い踊るシーンが何気に素晴らしい。というか、この年齢でこの衣装着られる鳥居かほり、凄すぎ。

 
 
 
 
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