シアタークリエにて『陥没』です。昭和三部作の三作目。
一作目、二作目はトントンっと上演されたのに三作目は前作『黴菌』から云年…。
もうやらないのかと思い始めていたところだったので、
やると知ったときには大喜びしてしまいました。
最高に良かったわ~。
セピア色で始まり、ラストのハッピーエンドの雰囲気を感じさせて終わる…。
毒がありつつもファンタジーでロマンチックでとってもハートフル。
約3時間半の長丁場なのにあっという間でした。
いつまででも観ていられそう…幸せな時間でした。
都合3回観劇しましたが、2回目はテレビの中から出てきたアレが
とてもよく見える位置で、意味なくちょっとテンションあがりました(笑)
役者陣では、、、、生瀬勝久のゲスさ加減が素晴らしすぎました。
安定の小池栄子と緒川たまきも素晴らしく、
二人の掛け合いは観ていてなんだかほっこりさせてくれました。
二の線じゃない瀬戸康史を二作連続で観たけど、やっぱ巧いなぁ。
趣里ちゃん、やっと拝見できました。思ってたよりのびのび演じていてかなり良かったです。あとあと、忘れてはいけない峯村リエと三宅弘城。
もうキャストと言ってもいいでしょう。声だけでもサイコーでした。
音楽の使い方も効果的。
結婚行進曲に、上を向いて歩こうに、見上げてごらん夜の星を…
あ、歌わない井上芳雄が気にならなかったのは、初めてだ。笑
今年はナイロン復活もあるし、楽しみはまだまだ続く…。