大王の作品なのに…という言い方は変かもしれませんが、一幕の最初はかなり笑い控えめ、というか、結構すべってました。なので、ちょっと不安になりかけましたが、物語が進むにつれて張り巡らされた伏線と笑いにいつの間にか夢中になって見てしまいました。終盤の放水シーンの演出にはびっくりし、最後のシーンはうるっとし、と前評判どおりの素敵なお話でした。奇しくも先日観た映画『ガチ☆ボーイ』と同じ障害が描かれていたのにはびっくりでした。
シェイクスピア俳優として有名な吉田鋼太郎のお芝居は始めてでしたが、渋くてステキでした。顔を真っ赤にして怒鳴りまくるシーンやわめき泣くシーンなどはすごい迫力で見入ってしまいました。パコを演じる志村玲那はキグルミの子だけあって?演技でも不思議さ満点。そして…今回も一番笑わせてくれたのは山内圭哉。アドリブもサイコーで鋼太郎さんも笑っちゃってましたね。「間」も絶妙ですし、、、あの面白さは何なんでしょう。驚いたのが新妻聖子。先日観た『The Light in the Piazza』とうって変わってヤンキー口調のナース役&ストレートプレイだったのですが、すっごく良かった~。彼女が啖呵を切るシーンは見ていて気持ち良かったです。月船さららや笠原浩夫の突き抜けた演技、岡田浩暉、楠見薫らのどっしりとした演技もとても良かったです。
今年このお芝居が豪華キャストで映画化され、公開されるそうなので、そちらも絶対見に行かなくては!
★本日のTEAM NACS★
戸次さんが出ているせいか、TEAM NACSファンと思しき女性たちが結構いたのですが、。その上、安田顕が観に来ていたからもう大変。終演後、たまたま安田さんの10メートル後方を歩いていたのですが、すり抜けて走って追いかけていく女性多数。。。。結果、追っかけてくるファンの多さに楽屋に入れなくて受付に逃げ込んでいました。面白い光景を見せてもらったなぁ&TEAM NACSって私の思っていた以上にファンが多いのだなぁと実感。んでもって、係りの人に連れられて無事楽屋に入っていった彼と入れ違いに出てきたキャップを被ったオジサンを私は見逃しませんでしたヨ。なんと立川志の輔師匠でした!周りは誰も気づいていませんでしたが。。。ちゃっかり一緒のエレベーターに乗った私は「映画『歓喜の歌』、観ましたよ。良かったです。」と言いたかったのですが、小心なので言えませんでした。。。(笑)
演劇チケットなら@電子チケットぴあ
MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人 2008年版ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |