美味!な日々

2020年10月の観劇録

今月は大好きなPARCO劇場に新装オープン後初めて訪問。客席数が増えて広くなったので、以前のちょうどいい感じの観易さが失われてしまったのでは…とちょっと不安でしたが、そこは変わらずで嬉しかったです。以前と同じ赤いシートに気分も上がりました。

Gang Showman@配信(シアタークリエ)
千秋楽が配信されると知り、配信で観劇。
玉野さん作・演出なので当たり前ですが、タップダンスが凄かったのと、妃海風と花乃まりあの歌の巧さが光ってました。あとは、平野綾と入野自由。私の中では二人とも声優のイメージがいまだに強いのだけど、歌も踊りも芝居も器用にこなしていて、立派に舞台(ミュージカル)俳優じゃん、と思いました。他のコメディ系作品などで聞く平野綾のいわゆるアニメ声が苦手だったのだけど、今作で彼女が発するアニメ声は全く嫌じゃなかったし、寧ろ良かったです。作品に合っていたということなのか、自分の感じ方に変化があったということなのか、、、、あんなに嫌だったのにな。不思議。
一番スゴい!と思ったのは、妃海風と花乃まりあと平野綾が3人一緒に歌う場面。ちょっと鳥肌ものでした。あそこだけ何度も見たかったくらい。
千秋楽の配信って、千秋楽ならではのカーテンコールも観ることができて、お得感がありますね。

獣道一直線!!!@PARCO劇場
生瀬勝久、池田成志、古田新太による「ねずみの三銃士」の新作!成志さん始め、お三方ともお元気そうで何より。時事ネタやらモノマネやら色んなネタがぶち込まれているのはクドカンっぽくて、たくさん笑い、そして、「ねずみの三銃士」作品らしく、実際の事件がベースになっていて、人間の暗部がちらちら練りこまれているので、ちょいちょいいやぁな気分に。でも、“いやぁな気分”は前作の「万獣…」ほどではなかったです。時勢のせいかもしれませんが、少々マイルド。 
今作は、私的にはザ・池谷のぶえショー。もう、最初の登場シーンから、表情・仕草・声…とのぶえさんからは一時も目が離せない!!!です。あと、VTR出演や声の出演や黒子さん達が誰なのか、パンフで答え合わせしてニンマリするというオマケのお楽しみもありました。

2回目の観劇時はたまたまカメラ収録日だったのですが(私は何故かカメラ収録日によく遭遇する…)、今までにないほどカメラの数が多く、客席のど真ん中にもカメラが数台据えられていたのには驚きました。配信のリハーサルも兼ねているのでしょうか。配信では、のぶえさんのあのシーンは先月観た『ベイジルタウンの女神』同様、きっと自粛…かな。笑
そういえば、ねずみの三銃士のテーマソングが冒頭で流れたけど、あれは1回目の観劇時は無かった気が。これも収録用?配信見て確認しようかな。

真夏の夜の夢@東京芸術劇場プレイハウス
鈴木杏ちゃんのナマお芝居はケラさんの『修道女たち』以来で久しぶり(と思ったけど間違いでした。昨年の『キレイ』以来でした。失礼しましたっ。)。たまたまだけど、どちらも白塗りメイク。笑
シェイクスピア作品を野田さんが大胆に潤色した作品で、野田さんならではの言葉遊びには、これこれ~って感じで嬉しくなってしまいました。「気のせい」「木の精」…ふふん。ただでさえシェイクスピア作品はセリフが難解で登場人物も覚えにくいのに、メフィスト(悪魔)を登場人物に混ぜたことでさらに作品の複雑さを増している感じ。悪魔との契約のくだりは、1月に観た
『FORTUNE』を思い出したなぁ。
不思議の森の中で、杏ちゃんは全身を使って伸びやかに演じていて見惚れた~。杏ちゃんの飛び方(跳ね方?)がとても美しくて目に焼き付いてしまったよ。。。パックの手塚とおるさんとメフィストの今井朋彦さんも良かったなぁ。非常に
いいスパイスみたいな感じでした。

 
 
 
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