ナチスが台頭し始めたドイツを舞台に悲しいストーリーをエロティックに、時にお下品に、面白可笑しく魅せてくれました。全体的には…確かに3時間、楽しかった!!面白かった!!哀しかった。。。が、帰り道、どっと疲れが。。。。。そんな舞台でした。その帰り道の途中で思い出しました。「あれ?確かキャストを大々的に公募してオーディションしてなかったっけ??」→「あ、もしや、あのアンサンブルがそうだったのか、、、」って気づいた時はちょっとがっかり。パンフレットの経歴を見る限り全員素人ではないじゃん…結局普通のオーディションだったのね、とさらにがっかり。思い出さなきゃよかったな(笑)。
ちなみに音楽は舞台後方の上段で生バンドが演奏してて、これは良かったです。
MC役の阿部サダヲは狂言回しとしてあちこちの場面に顔を出し、最前列の観客をイジるなどのアドリブたっぷり、歌もたっぷりと大活躍。雰囲気をつけて歌っているせいか、多少歌詞が聞き取れなかったですけど(^^;。
サリー役の松雪泰子はレッスンを頑張ったのか、予想以上に歌は上手かったです。ただ、サダヲさん同様、歌詞が聞き取れないところが度々ありましたけどね。松雪さんは華奢すぎてセクシーさには欠けましたが、色々な衣装で目を楽しませてくれました。
んで、一番常識的・現実的なクリフ役を演じる森山未來…やっぱりウマイ!彼の舞台(ミュージカル)を見るのは数年ぶり2度目。歌も踊りも上手いのに、今回の舞台ではそれを披露するシーンがちょっぴりしかなく、すごくもったいない気がしました。ドラマ『役者魂!』や『危険なアネキ』などの映像作品ではイマイチぱっとしないですが、やっぱり舞台の上だと映える!しかも彼の演じている役柄のせいでもあるのでしょうが、彼が絡むシーンは場面がピシッと引き締まる感じがして、良かったです。前に見たときは歌とダンスは堂々としているのに演技はかなり初々しいというギャップがありましたが、ここ数年で演技も堂に入ってきて…かっこよかったです。もっと色々なミュージカルで活躍して欲しい俳優さんですね。
秋山菜津子は初老のミス・シュナイダーの役を巧みに演じていました。演出としてあの役にあそこまでの下品さは必要ないのでは?とは思いましたが。。。
平岩紙は歌はダメダメだったけど、テレビで見るのと同様、かわいらしかった~。
小松和重さんは先月の『犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート』で初めて知った俳優さんですが、ここでもいい味出してました。休憩終わりに客席に登場して、お客を追い立てる出番もあったりして、、、ホント、お疲れ様ですm(_ _)m。初ミュージカルとは思えない安定した歌唱力には驚きました。普段はストレートプレイばかりでも、ミュージカルもさらっとこなせる、そんな俳優さんてかなりカッコイイと思います。うん。
★ 本日の客席★
センター前方のブロックがかなり芸能人臭プンプンだったのですが、会場が広すぎて全然確認できず…(涙)。わかったのは銀粉蝶さんのみ。普段着でもお美しかったです。
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