ナイロン100℃の『世田谷カフカ~フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする~』を本多劇場で観て来ました。
ケラリーノ・サンドロヴィッチは古典すらも面白く料理してくれることは前の『どん底』でも証明済みですが、今回はカフカですよ、カフカ。明らかに私の苦手な分野なので、すこーしだけ不安な気持ちで観に行ったのですが、それも杞憂に終わりました。
カフカの未完の大作3作をベースに現代の世田谷を舞台にした作品で、え?トークショーですか!?とびっくりする冒頭からどんどん場面が変わり、3作の主人公(全員イニシャルがK)とカフカの4人のKが交差するオムニバスドラマっぽくもある作品。世田谷区長(三宅弘城)のバンド:区長ズの演奏とか、ダンスとかもとっても楽しかったです。
客演2名(中村靖日、横町慶子)以外は全員ナイロン100℃の劇団員で作り上げられた今作はなんだか暖かみがありました。皆さん、一人何役もこなしていて衣装替えとかとても大変そうでしたけど(笑)。何度かナイロン始めKERAさんの作品を観ている内にナイロンの劇団員の役者さんたちに段々愛着が沸いてきているのを今回改めて感じました。(^^
あ、結構客席通路での芝居も多かったので、席は前方のブロックでない方が観やすいかも…です。
★★本日の客席★★
またもや遭遇!中井美穂さんと、天宮良さんをお見かけしました。
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