美味!な日々

2023年9月の観劇録(その1)

ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~@世田谷パブリックシアター
演者が絵や文字を壁や床に書きながらストーリーが進んで行くという面白い趣向。ノゾエ氏の作・演出作品を観るのはもしかしたら初めてかもしれないなぁ。
竜星涼、高橋惠子、藤井隆、山田真歩、瀬戸さおり、菅原永二、駒木根隆介とか、好きな俳優さんが出ていて嬉しく楽しく拝見。大人計画の中井千聖ちゃんも好きだわぁ。笑ったり、ん??と思ったりしながら観ている内に、竜星涼くん演じる青年がいつの間にか成長して脱皮して羽ばたいていく…そんな作品でした。
高橋惠子さんは、本編中は正に認知症のおばあちゃんだったのに、カテコになった途端、超オーラ満開の美しさになっていて、驚愕&感嘆。

スリル・ミー@東京芸術劇場シアターウエスト
数年ぶり(5年ぶりくらい?)のスリル・ミー。今回はチケットが比較的すぐに確保できて一安心。前回の初観劇はカッキー&松下くんペアだったなぁ。この組み合わせはもう見られないかもなぁ。しみじみ。

尾上松也・廣瀬友祐ペアの回を観劇。今回の3組の中ではベテラン組ですね。初回観劇時と同様、濃ゆい100分を過ごした気がします。いつの間にかぐっと引き込まれていて、終わるとグッタリ、みたいな。前回観劇時は気づかなかったけど、声のみの審理官役、お一人の声はどう聞いても大鷹明良さん。いい声だわー。ピアノの朴さんはこまつ座のお芝居のときとは違って、演奏に徹していて、美しく力強い演奏がまた素晴らしかったです。

アンドレ・デジール 最後の作品@よみうり大手町ホール
原作も無いオリジナルミュージカル。脚本高橋亜子さん、演出は鈴木裕美さん、音楽は清塚信也氏!清塚氏の音楽、もちろんピアノメインなのだけど旋律が今作の題材でもある絵画のよう。余韻の音が有り過ぎて拍手ポイント逃しがちではありますが…。あー、美術館行きたくなったなぁ。ウエンツ瑛士&上山竜治ペアの回を拝見したのだけど、嬉しいことに実質最前列でちょいキンチョー。さらに隣の方がど真ん中なのに結構な時間寝てて、演者の視界に入りませんようにと祈りながらの観劇でした^^;。このペアも良かったけど、大好きな戸井勝海さん!素敵でした~。水夏希さんが上山くんとラストの方で歌う楽曲の、水さんの歌声も超素敵。絵画鑑賞好きとしては、贋作が扱われるお話に最初はむむむっと思ったのですが、ストーリーが進むにつれ、絵への愛情に溢れたエミールとジャンの様子を見ていたら、いつの間にか気にならなくなっていました。

 
 
 
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