美味!な日々

大倉崇裕:三人目の幽霊

夏の暑さに弱い私は、近頃は電車の中でもぼーっとしてしまって、読書が進みません…。困ったもんだ。そんな状態なので、面白いミステリーながら、読了までにかなりの日数がかかってしまったのが本書、大倉崇裕さんの『三人目の幽霊』です。

落語雑誌の編集長が探偵役、編集者の女の子が探偵助手役となって活躍する短編集です。1編を除いて全て落語が題材。落語とミステリーというとどうしても北村薫さんのあの有名なシリーズを思い浮かべてしまいますが、このお話は落語家・落語業界とどっぷり四つに組んだ感じで、寄席の裏側などが詳細に描かれていたりします。そういう意味では以前読んだ『ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺』に近い感じでしょうか。落語を実際に見たり聴いたりしたことはないのですが、最近はドラマや映画で取り上げられることも多いので興味はあるんですよねぇ。

この本、目出度くシリーズ化されているらしいので、次回文庫化にも期待っ

三人目の幽霊 (創元推理文庫 M お 4-1)
大倉 崇裕
東京創元社

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