鶴屋南北の狂言が原作とあって、コメディ色の強い楽しい歌舞伎でした。しかも見所満載だったので眠気ゼロで楽しめました。前に歌舞伎座で観た歌舞伎は染五郎の高下駄踊り以外は眠気80%だったことを考えると、エライ違いです。
この歌舞伎には各幕ごとに見所が用意されていて、一幕目は市川右近の宙釣り。花道から化け猫の姿で3階まで上がっていく姿にはあんぐり。花道側の桟敷席だったので、2階位の高さ以上は全く見えなくなりましたけどね(笑)。二幕目の見所は市川段治郎らによる本水の中の立ち回り。滝として流れ落ちる水の量が半端なく、かなりの迫力でした。マイナスイオンもたっぷり発生していたことでしょう(笑)。そして、三幕目は市川右近の12役早変わり。驚きの速さで着替えて12役演じ分けている姿はスゴイの一言!汗だくで演じている右近さんもすごいけど、裏方さん達もすごい。特に3役を交互に演じ回る部分はすごいっす。ほんと。
全編通して狂言回しとして活躍する弥次喜多ならぬ弥次喜多の奥さんコンビ(市川笑三郎と市川春猿)がまた良かった~。アドリブ満載で麻生首相ネタなど時事ネタも織り込んでの珍道中っぷりにはたっくさん笑わせてもらいました。
高校生が団体で観に来ていましたが、初歌舞伎がこの舞台だったら、幸せだよなぁ…と羨ましかったです。
今回付いていたお弁当(写真)も上品な味付けで美味しかったです♪♪
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