①鳳倫閣の観音様に、千羽鶴が奉納されました。
倫勝寺・鳳倫閣にはいると、先ず最初に木彫りの布袋和尚さまが、
つづいて聖観世音菩薩さまが皆様をお迎えしてくれます。
その観音様に、19日の水曜日、千羽鶴が奉納されました。
奉納してくださいましたのは、藤沢に住んでいる住職の友人夫婦。
飲食店を営んでおられるそのご夫婦は、いつお会いしても澄み切った心と物柔らかな態度で接してくれる、
なかなかすてきなご夫婦です。
以前お店にお伺いした際、奥のテーブルで小学生のお嬢さんが小さな鶴を折っていました。
その時はあまり気に留めなかったのですが、千羽になったので、と観音様に届けてくださいました。
ひとつひとつ丁寧に折られた鶴の束は、澄んだ青空や紅葉を写す山の湖のような色をしています。
どんなきっかけで千羽鶴を折ろうとなされたのかはわかりませんが、
紅葉の紅の暖かさよりも、折る人の心の温かさを偲ばせる、そんな千羽鶴であります。
祈りが通じますように。
ちなみに、この友人ご夫妻が経営していられるのは、お寿司と和食のお店です。
お酒の品揃え、そして特に品質管理に関しては、これ以上のお店を住職は知りません。
そんなキッチリした所がありながら、訪ねればしみじみほのぼのとする、そんなお店です。
(お店の名前や場所等は掲載しませんが、行きたい方には住職がそっと耳うちさせていただきます。)
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②園内の木々が紅や黄に色づきました。
強い寒気がきて日本海沿岸では雪が降ったそうですが、なんと福岡でも雪が降ったというニュースがありました。
急な寒さに園内の木々も黄色や紅色に染まって、今が見ごろです。
今回は、昨日と一昨日に撮影した園内の紅葉のようすをお届けします。
今年は台風が来なかったので、葉っぱの数がひと際多いようです。
草友会の方がたには、御苦労おかけしますm(__)m
夏から紅い楓とはいえ、やはり秋には秋の色と風情があります。
深い青の天に落ちていくような、黄色の残り葉。
佐藤さんの菊も、まだまだ元気に咲いています。
柿の葉のもみじ色も、なかなか渋い味を出しています。
黒いしみの入り方に、なにか深~いものを感じる住職です。
「葉っぱのフレディ」という絵本があります。
本屋さんに行くと、児童書のコーナーにおいてあります。
結構売れましたのでご存知の方も多いと思いますし、
今も簡単に手に入ると思いますが、
住職はこの本で泣いてしまった経験があります。
一読をお勧めします。
あらためてこうしてみると、落葉は美しく、そしてリアルなものですね。
真っ赤になって、そして落ちる桜の落葉。
櫨紅葉木の間に仰ぐ朝の月 by rinshou
さて、大恩ある方丈様の報恩供養のため、住職は九州・佐世保に出かけます。
このため、少しの間ブログはお休みです。
皆さん、風邪やインフルエンザにくれぐれも気をつけてください。
今日はここまで。