さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

春彼岸会にモノリス降臨?

2017-03-21 18:31:50 | 倫勝寺の行事報告

 

春のお彼岸。

三連休。

うららかな好天続き。

 

今年の春彼岸前半は好条件が重なって、連日、ものすごい数の墓参者が訪れました。

うちのサイズの霊園にしては、記録的、でしょうか。

多いのが、午前中10時頃から午後3時頃まで。その中でも、特にお昼前後にお参りの方が集中します。

送迎バスの利用者が、三日間あわせて2,000人超。自家用車での墓参者を含めたらどれだけの数になるのか・・・。

交通整理のおじさんたちもてんてこ舞い。

墓参の方にはいろいろとご不便、ご迷惑をおかけしたのではないかと・・・。

事故や不便の無いように対策を練って、今後につなげていきたいと思います。

ご寛恕のほど、よろしくおねがいいたします。

 

今日は雨ふりなので、墓参の方もポツポツといった感じ。

行事の後片付けやお葬儀の相談や準備で一日が過ぎてしまいました。

 

さて、合掌の郷の永代供養墓「さんぜ」は開設から13年。

  

あまり好きな言葉ではありませんが「墓じまい」や「終活」の影響でしょうか、このところ埋葬される方が増えてきました。

開設当初は、埋葬者はそんなに増えないだろうから名前を刻む墓誌も少なくていいだろう、と思っていたのですが、

特にこの一、二年の増加が激しく、墓誌を新たに増設することになりました。

で、できたのがこのモノリス(のようなもの)。

  

SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」を知ってる人ならすぐわかる、モノリス。

  

内側のさんぜの仏様がたに向いている方は、名前を入れる墓誌。

外側のお参りに来られる皆さんの方に向けては、仏さまのレリーフ。

12枚の石板に、十三仏様が彫られてあります。

一枚足りないんじゃないの?いやいや、そうではありません。「さんぜ」の真ん中に鎮座しましますお釈迦様を入れて、十三仏様であります。

「十三仏を参拝すれば、亡き人の追善になりまた追善を行ったという善行の功徳により自分が死んだ後に、十三王の審判から救済され後生は善處に生じると信じられ、

十三仏信仰が盛んになり現在でも日本各地に十三仏霊場があり多くの人が巡拝しています。」(「鎌倉の十三仏霊場巡拝」より引用)

他にもいろいろ調べてみると興味深いです(ウィキペディアに飛びます)。

お参りの際には、ぜひ、十三仏様にもお手をお合わせいただきますように。

 

今年のお彼岸会、参仮の皆さんには法要前のひとときを「猫十字社」の歌とお話しでリラックスしていただきました。

 

出演依頼の連絡をした日がたまたま祖父の命日だった、というボーカルのちあみさん。ちょっと運命的なミニコンサートになりました。

なかなかチャーミングな歌い手さんと、かなりピアノの腕のたつお兄さんのコンビです。

  

彼女、当日はお子さんも一緒につれてきていて、後ろの方で旦那さんがずっとお子さんと遊んでいました。

そちらの光景も見ていてとても微笑ましく、癒されましたね。

 

お彼岸の後半、住職はお寺の用事で南三陸に行ってきます。5月末までの二か月、足しげく通うことになりそうです。

ほとけさまのご加護をいただきながら、精進させていただきましょう。

 

おまけは法要後の会食準備。

今回も、わきめもふらず黙々とお仕事されるM元さん。

いつもありがとうございます。

今日はここまで。 



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