さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

大船観音・キャンドルナイト

2008-05-20 11:15:31 | ボランティア

昨晩、大船観音でキャンドルナイトがおこなわれました。




6時過ぎ頃から小雨が降り風も吹き始めて、ロウソクをつけるにはあいにくの天候になりましたが、それでも多くの方に参加して頂き、夕暮れのひと時をほんのすこしゆったりとした気分でお過ごしいただけたのではないでしょうか。

写真がないのが残念ですが(お経を挙げながらの撮影は出来ませんでしたので)、午後5時半からの「原爆の火・採火式」では、原爆犠牲者、戦争の犠牲者、多くの災難や紛争でなくなった方々への鎮魂の読経をさせて頂き、原爆被災者の会の方々の見守る中、原爆の火の燈篭から灯火をランプに分けていただきました。

写真:神奈川県原爆被災者の会の方々  
被爆者が高齢になって、戦争や原爆の話を語れる人が少なくなっていることを嘆いていらっしゃいました。

平和を願ってのウオークラリーを終えて参加された、被災者の会の副会長さんにご挨拶をいただきました。
この原爆の火、全国に10ヵ所しか分灯されていないそうです。
また、大船観音から分灯されて平和の祈り等の催しに灯されるのは、今回が初めてなのだそうです。

「核兵器もない、戦争もない、平和な社会を」と刻まれた慰霊碑の前でおこなわれた法要は、多くの参加者のかたがたのお参りを頂いて、とても有り難いものとなりました。

ちなみに4、5年前の台風で一度原爆の火が消えてしまったことがあり、そのときあらためて分灯を御願いにいった話なども始めてお聞きしました。ひとつの明かりをたもち続けるのは、本当に大変なことなのですね。
被災者の会の方々や、大船観音寺さんのご苦労に敬意を表します。

その尊い火を、ひとつまたひとつと、皆さんの願いがこめられたロウソクに移していきます。

明治学院大学の学生さんたちにも、スタッフのお手伝いをしていただきました。

雨足が強まってロウソクが消えてしまい、午後8時過ぎには残念ながら現場を撤収しなければならなくなりましたが、
悪天候の中、本当にたくさんの人にご来場頂きました。

お手伝いの皆さん、雨の中お疲れさまでした。
大船の雲水さん、そうめん美味しかったよー、ごちそうさまでした。

さて、次回は6月22日・日曜日に開催されます。
今度こそ素晴らしい天気の中で、ゆったりと、しみじみと、スローな夜をお過ごしいただきたいものです。

分灯された原爆の火は、ランプの中で次回まで保管されます。
この平和の灯火が皆さんの心にも灯りますように。

願わくはこの功徳をもってあまねく一切に及ぼし、われらと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを。

kamenoさんのブログもぜひご覧下さい。きれいな写真と、法要の様子等も掲載されています。

今日はここまで。おまけ無し。

 



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