さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

20250210 如月つれづれ ちょっとほっと

2025-02-10 17:59:06 | 合掌の郷・写真部

おかげさまで無事に倫勝寺節分会を終えることができました。
あらためて関係各所にお礼申し上げる次第です。
お札の発送も終わり、お礼の電話やメールも頂戴しました。
この時期貴重な!お米をお礼に送ってくださる方もあり、感謝しきれません。
謹んでご本尊さまに献納させていただきました、ありがとうございました。

この一週間、今季最強、そして最長の寒波が襲った日本列島でした。
横浜では雪こそ降りませんでしたが、倫勝寺近辺も朝はマイナス2から3度の氷点下となりました。
毎朝のモノレールやベンチのお掃除も、水を使うと手すりや車体が凍ってしまってかえって汚れが残ってしまうので難儀します。
空拭きすれば今度はものすごい静電気でバッチバチ。痛いのなんのって…(+_+)
仕方ないので、きつく絞った雑巾で撫でるようにお掃除。

永平寺での修行のころ、厳冬のこの時期も冷たい水で雑巾がけするのが日課でした。
面倒がって適当に絞った雑巾で廊下を拭くと、床がみるみる凍っていって先輩に怒られました。
ふとそんなことを思いだす、凍れる朝のひと時であります。

鳳倫閣前の白梅の木はもう散り始めています。
最強寒波で雪に埋もれている地方の方には申し訳ないのですが、間違いなく春の予感がします。
なので今日は園内の梅の写真で、春の雰囲気をお裾分けです。

山形でも有数の豪雪地帯、尾花沢の友人が送ってくれた近況を知らせる写真のなかに、家が埋もれているのがありました。
何とかしてあげたいけどねえ・・・
実家の山形県河北町のほうも、そこまでではないけれどかなりの積雪。
独り暮らしの母はご近所の方々に雪かきなどしていただき、この冬を何とか過ごしているようです。
実家を離れた長男は、心配するしかできません。
ありがとうございます。

霊園2区の紅梅も咲いています。
ほのかな香りが、凍てついた空気をほんの少しだけあまやかな、柔らかいものに変えてくれているように感じます。

少しずつですが、水仙の花数も増えてきました。
寒波が過ぎれば蕾もどんどん膨らんでくると思います。

毎年おなじ樹の同じ花を観ていますが、こうやって命にまた巡り合えることがほんとうに尊いことに思われて仕方ありません。
花に会えば花もわたしと同じ命、雪に会えば雪もまたワタシと同じ命、です。
生死の中に仏あれば生死なし、と道元禅師はお示しです。
生と死と分けることなく、我と生死とわけることなく。
命も仏も、花も雪もお陽様も、私もあなたも、ただひとつ。
すべてとつながっている今のこの瞬間が命です。
この一日を大事に使いましょう。

今日はここまで。



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