昨日、中国大地震やビルマ、バングラディシュのサイクロンのことを書きましたが、
今朝の読売新聞一面には、救援物資や水を奪い合う被災者の方々の写真が載っていました。
恐れていたことが、とうとう始まってしまいました・・・
何とか持ちこたえて欲しいと願っています。
5教区托鉢隊、近々、緊急托鉢をおこないたいと思います。
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さて今日は、先日おこなわれた暁天坐禅会の様子をお伝えいたします。
坐禅会そのものの様子は以前お伝えいたしましたので、今回は食事の様子です。
暁天坐禅会は以下の次第で進みます。
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午前7時 止静(坐禅の始まり 坐禅中、お話あり)
7時40分 抽解(坐禅の終了)
引き続き朝の勤行(読経)
本尊上供(ご本尊様へのご挨拶)・般若心経
先祖供養(参加者、檀信徒の先祖供養)・大悲心陀羅尼
福寿無量諷経(災い無く暮らせるように)・消災呪 ほか
引き続き 小食(朝食)
8時半頃 終了
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曹洞宗では朝ごはんのことを「小食(しょうじき)」といいます。
御昼ごはんは「中食(ちゅうじき)」
夜ご飯は「薬石(やくせき)」と呼びます。
一般の寺院では、ほとんど普通の家庭と変わらない食事をするようになりましたが、
修行道場では変わらず禅宗らしい質素な食事をしています。
小食は
お粥、ごま塩、沢庵、
中食は
麦4割のご飯、味噌汁(具は2,3品)、つけもの(野菜の残りを刻んだ一夜漬け)、小皿(和え物や炒め物など)
夜のご飯、薬石は本来の食事ではない(インドでは正午を廻ると食事をしません)ので、器が小さくなり、量も減ります。
ちなみに、私が永平寺にいたときは、次のような献立が多かったようです。
麦ご飯、汁、漬物、煮物(3品・・高野豆腐、人参、インゲンなど)、小皿
倫勝寺の朝の坐禅会では、精進だけでなく、皆さんから頂いた野菜を薩摩揚げと煮たり、佃煮や梅干、いろんなものをお出ししています。
ほとんど、馬場のおばあちゃん(というほどの歳でもないのですが)が作っています。
今回の献立は
お粥
蕗(合掌の郷で採れました)の煮物 2種類
大根と人参、大根葉、生姜の一夜漬け
高野豆腐と切り干し大根、大豆の煮物
煮豆(保田昌龍寺の檀家さんからいただきました)
梅干
一皿に盛るとけっこう量があります。
食事の時のお唱えごとをして、感謝の心を持って頂戴します。
お唱えごとは、また機会を見て記事にいたしましょう。
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今日のおまけ
ポピー
もちのき霊園のお花区画で撮影したもの。
くちに手を当てて笑っているような感じ、とある方に言われました。
合掌の郷・いづみ霊園の白アジサイと水滴。
まん丸の水滴にいろんなものが写りこんでいます。
一滴水中、乾坤を蔵す、って感じでしょうか。
おらが合掌の郷の石楠花。
町田・小野路霊園のバラ。
こうしてみると、どこの霊園も花や木がたくさんあってきれいにしてます。
きょうはここまで。