5月下旬も山形へ行ってきたのですが、先週なかば、祖母の件でまた山形に行ってきました。
そう頻繁ではないにせよ、当面は山形に行くことが多くなりそうです。
今すぐ何かが起きるという事ではないのですが、やはり高齢なので、山形から電話がかかってくるとビクッとします。
この時期の山形は、サクランボの収穫開始でせわしなく、また心浮き立つ華やかな雰囲気があります。
実家の近所の農家さんでは、朝早くからサクランボ畑での摘み取りと庭先の小屋で選別、箱詰めで忙しそうです。
また、運送会社や郵便局では交通整理のガードマンまで出て、サクランボ配送の受付業務に大忙しです。
しかし今年はちょっとヘン。この時期にしては静かです。
何だろうと思って車を走らせながら気が付いたのは、観光農園にお客さんがいないことでした。
河北町の隣、寒河江市にはたくさんの観光農園がありサクランボのもぎ取りで有名なのですが、見かけたほとんどの観光農園は閉園でした。
いつもは畑の中の駐車場に各地から来た色とりどりの大型バスが停車し、サクランボの林の奥から歓声や笑い声が聞こえてくるのですが、
今年はそんな風景を見ることは全くありません。寂しいことです。
三密を避けるためとはいえ閉園ですか・・・しかも、観光農園のサクランボもぎ取りが無い、ということは・・・
そうです、農家の人が収穫しなけれいけないという事なのです。
出荷用の樹だけでも沢山あるのに、今年は観光用の樹の分も収穫しなければなりません。
サクランボ収穫サポーターやアルバイトを募って収穫しているとの事でしたが、
短期間で上手に収穫するのはかなり大変なことです。
農家の方々のご苦労、いかばかりかと・・・
コロナの影響は思ってもみないところに現れています。
祖母の容態を訊ねるため施設に出かけようとしたら、他府県の方は施設来所はご遠慮くださいとの返事があり、それもがっかり・・
他の高齢の入所者に万一があったら、という施設側の配慮なのでしょうけれど、もしかしたら最期のときは付添い出来ないかもしれません。
施設の外で看護士の方と少しは話ができましたし、また外から窓越しで様子を見ることができたのでよかったのですが・・・
なんだかなあ・・・ふう・・・・
上の写真は私が通った高校の近くにある郷土資料館。西村山郡役所と旧郡会議事堂です。
私の出身高校は県立寒河江高校。父も妹も、妹の旦那さんも寒河江高校。
なんとなくモヤモヤしたものをかかえながら、施設からの帰り道、車を走らせて行ってきました。
イイものでありますな、気持ちがすっきりします。
もう40年以上も前に卒業した高校なのに、空気感はかわらない(気がする)。
あ、高校の写真はありません、悪しからず。今度撮ってきます。
上は合掌の郷に咲いているグロリオサと豆の花。
昨日は夏至。暑い暑い夏に向かってすこしずつ季節は動いていきます。
今日はここまで。