2019年10月27日(日曜)東京1レース
パドックで、騎乗合図と同時に、小島騎手はぐっと一瞬頭を下げて、騎乗馬に走っていかれました。
「お疲れ様」「ありがとう」「頑張れ!」たくさんの声援が飛びました。
レースは最後の入線。最後まで人馬ともに懸命に走り、帰ってきました。
検量では松岡騎手のハグ、武士沢騎手からの花束、皆さん次々に言葉をかけて、小島騎手をねぎらいました。
「調教に乗りながら、数ヶ月に一度の競馬が楽しみだった。でもいろいろ厳しくなってきました」
囲みのインタビューで、聞いている私が思わず涙ぐみそうになるほどの状況だったことも聞かれました。
「感謝したい人が多すぎて…」とたくさんの方の名前を上げてまだ足りなそうでした。
「最後まで、夢を見続けることができました」
「父がいなければここに立てていなかった。父と同じターフに立って、同じ景色を見ることができました」
父とは雲泥の差ですが…と小さく付け加えたのもお人柄ですね。
今後は萩原厩舎で調教助手をしながら、調教師を目指すそうです。
「いろんな厩舎で調教で乗っていて、やはり自分でもやりたいと思いました。」
「頭悪いけど、猛勉強、頑張ります!」
熱心なファンが出していた、パドックの横断幕。
サンジレットで勝つところを見たかったですね…
お疲れさまでした。
調教師・小島太一さんの開業、楽しみに待っています!