今シーズンのNHK総合・連続テレビ小説は、羽原大介脚本X黒島結菜主演「ちむどんどん」第17週「あのとき食べたラフテーの」第84回見ました。
フォンターナが危機に陥る中、暢子(黒島結菜)は、房子(原田美枝子)に、ずっと気になっていた、房子が三郎(片岡鶴太郎)と結婚しなかった理由を尋ねる。一方、鶴見のあまゆでも、和彦(宮沢氷魚)が三郎に同じことを聞いていて…。房子と三郎の、語られなかった過去が、暢子と和彦に話されることに…。そんな中、暢子を訪ねて鶴見にやってきたのは、意外な人物だった。
戦争や戦前の話をする三郎と房子のシーンは、実に素晴らしく、沖縄で優子が賢三との出会いを話した時に雰囲気は似ていて心が揺さぶられました。せっかくこういうシーンを描けるなら、主人公たちをもっと丁寧に描いた方がよいのにねぇ。脇役の話の方が胸が熱くなるってあり?でしょうか。ここへ来て和彦が三郎に頼み、良子が沖縄から本土にきて、またまた事態収拾へ向けて物語を動かして来ましたが、少しやりすぎというか、わざとらしいですよね。今回も賢秀もどきに良子の少し抜けているところを描こうとしたのでしょうか、川口春奈さんがよい演技をしてくれたおかげで失笑にはなりませんでしたが、脚本も演出もあざといね。まぁ、明日は三郎がちゃちゃっと片付けてくれそうな匂いもしてますけどね。
☆☆☆1/2