2023年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」第109作目は、敗戦の中、歌と踊りで戦後の日本を元気づけたブギの女王笠置シヅ子を描いたオリジナル作品。足立伸X櫻井剛脚本X趣里主演「ブギウギ」第8週「ワテのお母ちゃん」第39話見ました。
大阪に戻ってきたスズ子(趣里)は病床のツヤ(水川あさみ)と再会する。ツヤの病状のことを受け止めきれないスズ子は、梅吉(柳葉敏郎)にもっといい病院に入院すれば治るのではと聞くが…。そんな時、アホのおっちゃん(岡部たかし)がツヤに食べさせてあげようと桃を見つけてくる。その晩、スズ子はツヤに桃を食べさせようと看病していると、いつの間にか眠ってしまう。翌朝、スズ子は信じられない状況を目にする。
なんも言えねー…ただただ勤労感謝の日の祝日の朝、ぼろぼろに号泣しておりました。最後まで、笑顔を絶やさなかっこツヤにうちの母が重なり、もはやスズ子どころじゃない始末。幼い頃に歌った「恋はやさし野辺の花よ」が今、スターになって自分のもとを離れた娘が聴かせる憎い脚本と趣里ちゃんの健気さにおじさんは完璧にノックアウト。その前にアホのおっちゃんの桃を持ってきてツヤに最後の元気を与えるややあざとい展開も許す。ツヤの死をスズ子に語らせた憎らしさもたまりません。これぞ神回かも。
☆☆☆☆☆