昨日は、大好きなジャン=ポール・ベルモンドの命日、一周忌でした。新宿武蔵野館で9月2日から始まったジャン=ポール・ベルモンド傑作選3。
ひとりベルモンド傑作選祭りの4本目は、パリ警視庁内で“J”というコードネームを持つ男。特殊犯罪解決のために密かに行動するこの警視を主人公にしたアクション・ドラマ、ジャン=ポール・ベルモンド主演Xジャック・ドレー監督「パリ警視J」見ました。
パリ警視庁のジョルダン警視は、フランス最大の犯罪シンジケートの親分メカチを追っていた。マルセイユ沖で大規模な麻薬取引があるとの情報を得た彼は、ヘリで組織の船を追い、押収した麻薬を全て海に投げ捨てる。さらに危険地帯へと乗り込んで捜査を進めていくが、メカチはジョルダンの部下を殺してジョルダンに濡れ衣を着せようとする。モンマルトル署に左遷されながらもメカチ逮捕に執念を燃やし続けるジョルダンは、メカチの犯罪を証明できる唯一の男フレディの行方を探り当てるが……。
1983年の映画で、1985年の公開時は、見逃していました。オープニングのTGVの空撮映像とモリコーネサウンド。列車内、50歳を過ぎ、お腹が少しでた、ベルモンドにちょい残念。マルセイユの麻薬密売事件を追い、走り、飛び、身体を張ったアクションするのは嬉しかったなぁ。左遷されてパリ?とにかく黒幕メカチをどう追い詰めてゆくか、メカチガブリエル放つ殺し屋とどう戦うか、途中のカーチェイスは手に汗握りましたが、話は、昔の「ブリット」や「ダーティハリー」や「フレンチコネクション2」に感じが似ているため、ハリウッド映画を真似た既視感は拭えませんでしたが、噂によるとスティーブ・マックィーンのは遺作「ハンター」へのオマージュとのことなら良しとしましょう。
☆☆☆1/2