ガリレオシリーズ映画最新作公開記念につき、東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編で、第134回直木賞に輝いた同名小説を映画化、福山雅治X柴咲コウX北村一輝主演X西谷弘監督「容疑者Xの献身」久しぶりに見ました。
惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。
テレビドラマで人気を博したガリレオを映画化というのは商才に長けてるフジテレビの見事な戦略でしたが、この映画は、単なる人気シリーズのファンだけ集める娯楽映画ではなく、生きている理由を見つけられるずに自ら死を選んだ天才数学者が見つけた希望のために、自ら犯罪に手を染めた哀しくも切ないストーリー。ガリレオシリーズでなくても、見事なサスペンスミステリーの傑作。堤真一と松雪泰子が、素晴らしい原作のキャラクターを見事な演技でスクリーンに映し出してくれました。その分ガリレオチームの活躍は薄まったかも。
☆☆☆☆1/4