「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「リメンバー・ミー」など数々の独創的な作品を世に送り出してきたピクサー・アニメーション・スタジオが、火、水、土、風といったエレメント(元素)の世界を舞台に描く長編作品、ピーター・ソーン監督「マイ・エレメント」見ました。
火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。家族のために火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会う。ウェイドと過ごすなかで初めて世界の広さに触れたエンバーは、自分の新たな可能性、本当にやりたいことについて考え始める。火の世界の外に憧れを抱きはじめたエンバーだったが、エレメント・シティには「違うエレメントとは関わらない」というルールがあった。
ディズニー映画、ピクサーアニメですから子供連れは、当たり前でしょう。うるさいのはがまん、がまん。しかし、子供たち、黙って見てましたかね、それとも寝ちゃいましたかね(笑)
火・水・土・風の4つのエレメント(元素)がそれぞれの特性を活かしユニークな生活様式で共生している「エレメント・シティ」が舞台の結ばれることのない火と水のラブストーリーとは予想外。さらに故郷を捨て、一代で店を作り上げた父との店を継ぐのは当たり前の娘の話。父と娘の話には弱いし、結ばれることのないラブストーリーにも弱いおじさんの心のツボをつきまくりでびっくり。さらに、火は、昔の日本や中国、最近の韓国、水は、アングロサクソン白人、木や空気は、黒人や大陸からの移民とも思える作りにつき、ただのアニメじゃない。もちろん子供たちにも面白いシーンはあるけど、明らかに、こりゃ小学校高学年から大人向けになってますかね。宮崎駿師匠のアプローチとは違いますが、アイデンティティを見つけ出し、人との関わり、新しいことへ挑戦することで成長しなさいというメッセージ、ビシビシ来ちゃいました。日本語版は、川口春奈と玉森裕太でしたが、良かったでしたよ。
日本語版のエンディングのSuperflyもGood❣️
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