JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

チョイノリ

2005年12月26日 23時27分53秒 | 雑感
俺の原付きはスズキのチョイノリというメチャクチャ安い機種です。

釣りを始めた頃、自転車で釣行していたんですが、さすがにしんどくて。家の車を使ってもいいんですが、たいがいの釣り場というものは二輪のほうが圧倒的に便利なんですよ。じゃあ原付きでも買おうかな、と思っていたらこいつの存在を知り、購入を決めたわけです。

発売当時の新品価格が59,800円。引き出しの中に眠っているシャープのザウルスと同じ値段(笑)。しかもほぼ毎日載っているから、コストパフォーマンスは最高です。難点はコストを抑えすぎてスピードが出ないこと。最高時速40km。経年劣化で今は35kmしか出ません。おかげでスピード違反で捕まることはないんですけどね。あとヘルメット入れるスペースもないし、リアサスもついてない。エンジン始動はペダルをキック。セルなんてオサレなもんはついてませんでさ、旦那。

一番困るのは燃料計がついてないこと(新しい機種は付いてるのもあるみたいです)。急にエンジン音がダウンして、スピードが出なくなり、停止。交差点なんかでガス欠になると、結構怖いですよ。ガス欠になったらどうすんねん、ガソリンスタンドまで押して行くんかい、というとそういうわけではありません。燃料コックを回し、予備燃料(0.5リットル)に切り替えて、最寄のスタンドへGO!です。そうしろと説明書にも書いています(笑)

メッキシリンダーとかいうものを採用したり、ベルトじゃなくチェーンだったり、4サイクルだったり、シートが妙にフカフカだったり、こだわりなのかなんなのかよくわからんのですが、面白い原付きです。軽量化のおかげで39kgしかなく、コケてもすぐに起こせるところがなかなかナイスなんです(笑)。あと組立工程の簡素化と低コスト化のこだわりってのは随所に見られますね。スズキの社長さんは最高時速30kmでいいから排気量1ccあたり5,000円を目指していたらしいんですけど、それだとさすがに坂も上らなかったようで───今でも上らないんですが───結局この値段に落ち着いたそうな。でも海外生産じゃないんですよ。これ。国産!立派だと思いますよ。

一番いいなと思うのは、一見してあからさまに安いものだってわかるんだけど、でも決して安っぽくはないんです。これは完全にデザインの勝利。他の安物スクーターは工業製品やスクーターとして捉えるからデザインが値段に比例するわけで、チョイノリは堂々と「脱力系ノリモノ」って謳ってましたからね(笑)

走っていると、ありとあらゆるバイクや車に追い抜かれますが、それでもこいつがいなければこんなに便利に釣りはできなかったでしょう。

・・・今度ひさびさに洗車するか。


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