全然興味がなかったのですが、なんだか鳩山夫人が結構目立ってますよね。社交的なファーストレディは嫌いじゃないのですが、鳩山の総理就任早々に韓流スターと会って大喜びしたり、ニュースで見るたびに妙な違和感を感じるのでちょっと調べてみたら・・・
過去に「ムー」に連載を持っていたんですね。オカルト系ですか。海外メディアも彼女の奇言には注目しっぱなしらしく、タイム誌は「ミセス・オカルト」と呼んだらしい(苦笑)
いっそのこと彼女を主人公にした映画を作って、アルバトロス・コアあたりが配給してくれないものだろうか。マイケル・ジャクソン本人が出演した「マイケル・ジャクソン IN ネバーランディングストーリー」みたいな感じなら最高です(え、映画の内容?観てないよこんなクソ映画・・・B級映画は好きだけど)。
まあこの人がアレなだけなら全然構わないんですが、とりあえず政治に口を挟むのは最低限度にしていただくことを切に願います。民主党幹部もでしゃばりを心配しているらしい。
さて鳩山は、皆さんご存じのとおり、先月の国連演説でCO2削減目標「90年比25%減」を公約してしまった。何度も書いているけど、これはとんでもない目標だと思う。大きく変わると書いて大変というけれど、まさに大変なことです。家庭からの排出を25%削減することも難しいけど、産業界が25%削減するということがどれだけ大変なことか。この目標値について諸手を挙げて喜んでいる馬鹿エコ信者もいるだろうけど、ハッキリ言わせて貰うとあんたがたは生活に余裕があるから喜んでもいられるんだ。
それでも日本の技術力と国民性を信じて、国力を損なうことなく(これ重要)、少しでも目標に近づく努力はしなければならない。そう、努力はしないといけない。そこはまったく否定するものではありません。俺は決してエコに反対しているわけじゃないんです。
ちなみに日本の二酸化炭素排出量は、1990年→2005年比で下図の通りです(クリックで拡大します)。
家庭なんて90年比37%増ですよ。俺は公平性を期すためには産業界の排出は15%削減程度に留め、民生部門(特に家庭)他からもっと削減させればいいと思います(上図最右欄参照)。
これはあくまでも数字の話であり机上の空論ではありますが、乾いた雑巾より濡れ雑巾のほうが絞れる水は多いじゃないですか。んで、これで目標達成ですわ・・・って、そんな覚悟が国民にありますかね?
これまで(今現在も)、一般家庭におけるエコについての考え方は「燃費がいいからプリウスにしよう」「電気代が安いから新しい冷蔵庫を買おう」と、まずは「得になるから」という考えが先行していると思います。いくら環境に優しくても負担が増えるのなら誰も買い換えないでしょ?これからはまず「これをやると二酸化炭素削減に貢献できるから」という考えがありきで、得か損かは二の次ですよ。
簡単に言えば、義務として受け止めなければならなくなるということです。もちろん、今でもコンビニのレジ袋とか、そういう身近なところから消費者も動いているんだけど、身も蓋もないことを言えば、そんなレベルでは目標達成は120%無理だろう。
こういうことを突き詰めていけば、あくまでも極端な話だけど、そのうちタバコは二酸化炭素を出すからを吸うなとか言われるかもしれない。酒も体内で分解されれば二酸化炭素が生成される。じゃあ酒も飲むな。そもそもビールやシャンパンなんてまんま炭酸ガスが入ってるじゃないか。車もプリウスだのなんだの言う前に運転すんな。二酸化炭素ボンベを使って水草水槽を育てることはやめなさい。アイスクリームを買ってもドライアイスなんて付けません。電気を消費すれば当然CO2が発生するから、日が変わる前に寝なさい。いっそのことテレビも深夜番組はなくそう。牛は食べ物を反芻したら大量のメタンガス(=温暖化ガス)が出るからもう牛を飼うのも食うのもやめよう、豚と鶏だけにしよう。デブは二酸化炭素発生量が多いから痩せろ。炭素税や環境税の一環として人間にも重量税をかけろ。火力発電所なんてもってのほか、全部原発に転換しましょう。スーパーの食品トレーも廃止だ。いやそれはスーパーがリサイクルで回収するから家庭からの排出にはならないだろう、ってかそもそもそんな問題ではないだろう・・・etc.
どうです、面白い小説が書けますよ。俺の大好きな映画「未来世紀ブラジル」は政府に徹底的に情報管理される世の中を描いたSF大作だったけど、CO2排出にかかる規制にがんじがらめにされたエコ大国ってのは面白い。個人情報なんてクソくらえで徹底的に生活が監視され、デブは目標期限までに減量が成功しなければ(収容するにも税金がかかりCO2も垂れ流しなので)死刑!死体は燃やさず家畜のエサ!そんな中、金持ちの道楽といえば会員制高級CO2サロンで石炭を燃やすこと・・・とかね。嗚呼、地獄!
まあ半分冗談で書きましたし、実際には排出権取引などが絡んでくるんだけど、いわゆる真水オンリーの話をしたら、国民ひとりひとりの生活ってのは嫌でも変わらざるを得ない。産業界の負担だけ考えていたらこの国がダメになる。もちろん家庭消費が落ち込めば景気に影響が出るのは当然のことで、これこそが負のスパイラルとして問題沙汰されているわけですが。。。
排出権取引についてはこんなニュースも。
25%削減公約達成、排出量10億トン購入必要
そんなに安いか?という気もしますが、そもそもなぜこれを産業界に押しつけるのか。国民に説明もせず産業界からのコンセンサスも得ず、鳩山が勝手に言い出したことなんだからねぇ。
話を戻しますと、鳩山の国連演説における「救い」として、諸外国が足並み合わせることが前提としたことについては評価できるのではないでしょうか。もちろん本人は釘を刺したつもりだろうけど、どちらかといえば逃げ道を作ったという意味合いの方で価値がある。
ここで気になるのは、じゃあアメリカも中国も賛同しないのなら日本はどうするの、25%という目標は取り消しですか?ということ。
環境問題はどうしても外交とセットにならざるを得ない。外交や国防については、民主党個々の議員に経験などないに等しい。高い目標をぶち上げた結果、諸外国につけ入れられまくった挙句、友愛のひとことで売国政策を繰り返すような真似だけは勘弁してくれと今のうちに言っておきます。どのみち民主党が「政治主体」を叫ぶほどに官僚の役割と判断能力は大きくなります。
それから、何よりも重要なのは、鳩山はまずプランを示さなければならない。25%削減するために何をしなければならないか、どういう対策が挙げられるのか。産業界がするべきこと、民生部門(ビル等)がすること、家庭がすべきこと。何をすればどれくらいCO2が発生するのか。また何をどうすれば排出量がどれくらい下がるのか。まずは大まかな感じでいいからもっとわかりやすく示せ。環境税などもいつ導入するのかビジョンを示せ。とっとと示せ。「いつまでに」という確証がないものは発表しないというのが民主党の姿勢らしいけど、そんなことを言っていたら米中から文書で確約を取るまでは放置ですか?必ず国民からの不審を招くことになるぞ。
大まかなプランでいいんだ。単に数値目標だけ示しても「打ち上げ花火がきれいだね」レベル。仏像作って魂入れなければ意味がない。国際舞台でのイニシアティブを獲りたいとか環境問題に敏感な新時代の政治家をアピールするとか、それはもうわかった。しかし背後にある国民負担や産業界負担をうやむやにしている現状では、能無しと言わないまでも、ずるいと言わざるを得ない。
ここに来てなんだか随分まともになってきた福島瑞穂(なんと国旗に礼をしたらしい!選挙前にこんな彼女を誰が想像できただろうか!)あたりが、なにか正論を言ってくれたら面白いと思うんですが。
過去に「ムー」に連載を持っていたんですね。オカルト系ですか。海外メディアも彼女の奇言には注目しっぱなしらしく、タイム誌は「ミセス・オカルト」と呼んだらしい(苦笑)
いっそのこと彼女を主人公にした映画を作って、アルバトロス・コアあたりが配給してくれないものだろうか。マイケル・ジャクソン本人が出演した「マイケル・ジャクソン IN ネバーランディングストーリー」みたいな感じなら最高です(え、映画の内容?観てないよこんなクソ映画・・・B級映画は好きだけど)。
まあこの人がアレなだけなら全然構わないんですが、とりあえず政治に口を挟むのは最低限度にしていただくことを切に願います。民主党幹部もでしゃばりを心配しているらしい。
さて鳩山は、皆さんご存じのとおり、先月の国連演説でCO2削減目標「90年比25%減」を公約してしまった。何度も書いているけど、これはとんでもない目標だと思う。大きく変わると書いて大変というけれど、まさに大変なことです。家庭からの排出を25%削減することも難しいけど、産業界が25%削減するということがどれだけ大変なことか。この目標値について諸手を挙げて喜んでいる馬鹿エコ信者もいるだろうけど、ハッキリ言わせて貰うとあんたがたは生活に余裕があるから喜んでもいられるんだ。
それでも日本の技術力と国民性を信じて、国力を損なうことなく(これ重要)、少しでも目標に近づく努力はしなければならない。そう、努力はしないといけない。そこはまったく否定するものではありません。俺は決してエコに反対しているわけじゃないんです。
ちなみに日本の二酸化炭素排出量は、1990年→2005年比で下図の通りです(クリックで拡大します)。
家庭なんて90年比37%増ですよ。俺は公平性を期すためには産業界の排出は15%削減程度に留め、民生部門(特に家庭)他からもっと削減させればいいと思います(上図最右欄参照)。
これはあくまでも数字の話であり机上の空論ではありますが、乾いた雑巾より濡れ雑巾のほうが絞れる水は多いじゃないですか。んで、これで目標達成ですわ・・・って、そんな覚悟が国民にありますかね?
これまで(今現在も)、一般家庭におけるエコについての考え方は「燃費がいいからプリウスにしよう」「電気代が安いから新しい冷蔵庫を買おう」と、まずは「得になるから」という考えが先行していると思います。いくら環境に優しくても負担が増えるのなら誰も買い換えないでしょ?これからはまず「これをやると二酸化炭素削減に貢献できるから」という考えがありきで、得か損かは二の次ですよ。
簡単に言えば、義務として受け止めなければならなくなるということです。もちろん、今でもコンビニのレジ袋とか、そういう身近なところから消費者も動いているんだけど、身も蓋もないことを言えば、そんなレベルでは目標達成は120%無理だろう。
こういうことを突き詰めていけば、あくまでも極端な話だけど、そのうちタバコは二酸化炭素を出すからを吸うなとか言われるかもしれない。酒も体内で分解されれば二酸化炭素が生成される。じゃあ酒も飲むな。そもそもビールやシャンパンなんてまんま炭酸ガスが入ってるじゃないか。車もプリウスだのなんだの言う前に運転すんな。二酸化炭素ボンベを使って水草水槽を育てることはやめなさい。アイスクリームを買ってもドライアイスなんて付けません。電気を消費すれば当然CO2が発生するから、日が変わる前に寝なさい。いっそのことテレビも深夜番組はなくそう。牛は食べ物を反芻したら大量のメタンガス(=温暖化ガス)が出るからもう牛を飼うのも食うのもやめよう、豚と鶏だけにしよう。デブは二酸化炭素発生量が多いから痩せろ。炭素税や環境税の一環として人間にも重量税をかけろ。火力発電所なんてもってのほか、全部原発に転換しましょう。スーパーの食品トレーも廃止だ。いやそれはスーパーがリサイクルで回収するから家庭からの排出にはならないだろう、ってかそもそもそんな問題ではないだろう・・・etc.
どうです、面白い小説が書けますよ。俺の大好きな映画「未来世紀ブラジル」は政府に徹底的に情報管理される世の中を描いたSF大作だったけど、CO2排出にかかる規制にがんじがらめにされたエコ大国ってのは面白い。個人情報なんてクソくらえで徹底的に生活が監視され、デブは目標期限までに減量が成功しなければ(収容するにも税金がかかりCO2も垂れ流しなので)死刑!死体は燃やさず家畜のエサ!そんな中、金持ちの道楽といえば会員制高級CO2サロンで石炭を燃やすこと・・・とかね。嗚呼、地獄!
まあ半分冗談で書きましたし、実際には排出権取引などが絡んでくるんだけど、いわゆる真水オンリーの話をしたら、国民ひとりひとりの生活ってのは嫌でも変わらざるを得ない。産業界の負担だけ考えていたらこの国がダメになる。もちろん家庭消費が落ち込めば景気に影響が出るのは当然のことで、これこそが負のスパイラルとして問題沙汰されているわけですが。。。
排出権取引についてはこんなニュースも。
25%削減公約達成、排出量10億トン購入必要
そんなに安いか?という気もしますが、そもそもなぜこれを産業界に押しつけるのか。国民に説明もせず産業界からのコンセンサスも得ず、鳩山が勝手に言い出したことなんだからねぇ。
話を戻しますと、鳩山の国連演説における「救い」として、諸外国が足並み合わせることが前提としたことについては評価できるのではないでしょうか。もちろん本人は釘を刺したつもりだろうけど、どちらかといえば逃げ道を作ったという意味合いの方で価値がある。
ここで気になるのは、じゃあアメリカも中国も賛同しないのなら日本はどうするの、25%という目標は取り消しですか?ということ。
環境問題はどうしても外交とセットにならざるを得ない。外交や国防については、民主党個々の議員に経験などないに等しい。高い目標をぶち上げた結果、諸外国につけ入れられまくった挙句、友愛のひとことで売国政策を繰り返すような真似だけは勘弁してくれと今のうちに言っておきます。どのみち民主党が「政治主体」を叫ぶほどに官僚の役割と判断能力は大きくなります。
それから、何よりも重要なのは、鳩山はまずプランを示さなければならない。25%削減するために何をしなければならないか、どういう対策が挙げられるのか。産業界がするべきこと、民生部門(ビル等)がすること、家庭がすべきこと。何をすればどれくらいCO2が発生するのか。また何をどうすれば排出量がどれくらい下がるのか。まずは大まかな感じでいいからもっとわかりやすく示せ。環境税などもいつ導入するのかビジョンを示せ。とっとと示せ。「いつまでに」という確証がないものは発表しないというのが民主党の姿勢らしいけど、そんなことを言っていたら米中から文書で確約を取るまでは放置ですか?必ず国民からの不審を招くことになるぞ。
大まかなプランでいいんだ。単に数値目標だけ示しても「打ち上げ花火がきれいだね」レベル。仏像作って魂入れなければ意味がない。国際舞台でのイニシアティブを獲りたいとか環境問題に敏感な新時代の政治家をアピールするとか、それはもうわかった。しかし背後にある国民負担や産業界負担をうやむやにしている現状では、能無しと言わないまでも、ずるいと言わざるを得ない。
ここに来てなんだか随分まともになってきた福島瑞穂(なんと国旗に礼をしたらしい!選挙前にこんな彼女を誰が想像できただろうか!)あたりが、なにか正論を言ってくれたら面白いと思うんですが。