JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

別府の旅_2015.09.19~21_初日_その1

2015年10月05日 02時49分43秒 | 温泉/温泉銭湯/銭湯/スーパー銭湯
せっかくだから別府2泊3日の旅を時系列的に振り返ってみたいと思います。本当はその前の別府や出雲/松江、醒井のことなども書きたいのですが、なかなか時間がなくて。

とりあえず1日目までは書いた。


【1】シルバーウィークのプランニング

俺の休みはカレンダーどおりなので、19~23日の5連休。せっかくだから自転車でビワイチ(琵琶湖一周)しようと思い、9月7日(※)にネットで宿を探したところ滋賀県内全滅。マジか。土曜の晩に輪行で大津に行き1泊、日曜の朝イチで出発して夕方に宿に戻り1泊、そして翌朝に輪行で甲子園口に戻る、というプランだったのですが・・・さすがにこの時期からの予約は厳しいのかな。それにしたってSWとはいえ、ホテルから旅館に至るまでひとつも空いてないとかビックリ。ほんとビックリしちゃう。お前ら、滋賀県にそこまで興味ないやろ!?w

※)こんなに計画が遅くなったのは、家族でどこか行くかどうか、妹のスケジュールと調整していたからです。結局この日になってどこも行かないことが確定したというわけ。

ということで、次に考えたのは奈良の十津川温泉バスの旅。十津川は全温泉全宿が源泉かけ流し宣言をしており、温泉好きには人気があります。ただ、秘境と言っても差し支えないような場所なのでこういう時くらいしか行けない。ところがこちらも満杯。うーむ。まあここに来る人たちは、温泉以外にも「谷瀬の吊り橋」を渡りたかったり、第一候補として選んだ人も多いのでしょう。

となると、ここはやはり別府やな!困った時は別府や(笑)。せっかくだから今回は2泊くらいしよう!

となりました。

しかしこれが、フェリーが無いのよね。いや、あることはあるんよ。行きはね。だけど帰りがない。絶賛キャンセル待ちですわ。なんやねん、行く人より帰る人の方が多いんか?人口流出か?

というわけで、リッチに電車としました。「往路フェリーに復路電車」などいろいろ考えたのですが、時間と費用とのバランスを考えたら、九州往復きっぷがベストでしょう(※)。後から考えればバスという手もありましたが、この段階ではすっかり忘れてました。

※)J-WEST会員なら14日前予約で更に安くなるみたいです。

さて電車を予約する前に、まず宿を取っておかなければなりません。しかし困ったことに、なんと別府すら連泊できる宿がない!別府の街の規模(大小300以上の宿泊施設があり年間250万人近い宿泊者数がある)を考えたら、少しくらい空いていてもいいだろうに。それが少なくとも楽天トラベルでは空室ゼロ(19日から2泊)。全国の温泉好きがここぞとばかりに押し寄せるんだろうな。

駅前のカプセルは19日のみOK。だけど20日は泊まれない。困ったものだ。余談ですが、ここは別府らしく大浴場が天然温泉ですよ。

そこで、ネットには載っていなかった駅前高等温泉に電話。じつは元々ここに泊まりたかったのです。2階が宿泊施設になっており、個室で2,500円程度、広間の雑魚寝だと1,500円程度の激安価格で泊まれるんだけど、ダメだった(19日は個室満杯で広間は確約できず。20~21日は個室満杯&広間は団体さん御一行)。残念。しかしここのスタッフは、こないだ入湯した時もそこはかとなくは感じましたが、対応がツレナイ&そっけないなぁ。

困りましたな。どこか連泊できるところはないものか・・・と、考えることしばし。。。

そうや、鉄輪の「かしま」は空いてないかな!?

かしま。仮死馬でも瑕疵間でもなく、貸し間。

簡単にいうと自炊のできる湯治場的な宿泊施設で、部屋と布団と調理器具は貸しますよ、寝間着と洗面用具は持ってきてくださいね、というもの。鉄輪温泉には何軒かあるようで、1泊利用から長期滞在まで様々な客が訪れます。鉄輪の貸間は台所に地獄蒸し設備が完備されているようで、宿泊客は好きな食材を買ってきて地獄蒸しにして調理するらしい(普通のガスレンジもあるので、油さえ用意すれば炒め物なども作れる)。

それにしても、湯治場というと山奥のイメージですよね。代表的なのは玉川温泉でしょうか。ですが鉄輪温泉は、地獄めぐりを擁する別府八湯の中心エリア。そんなところに普通に湯治場があるあたり(※)、日本最大の温泉地の懐の広さというべきか。

※)まあ、鉄輪はもともとそういう温泉場なんですけどね。

で、最初に電話した双葉荘さんは残念ながら期間中満室とのこと。おおう。気を取り直して2件目は陽光荘さん。駅前のカプセルと併用も考えて、「20日だけでも空いてませんかね?」と伝えたら断られました。そこで「本当は19日、20日と2泊したいんです」と言ったら、しばし待たされた後「エレベーター無しの3階の部屋で、エアコンもありませんけど、それで良ければ」とのお返事が。もしかしたら、かわいそうに思って普段使っていない宿一番のクソ部屋を解放してくれたのかもしれませんが(笑)、それで充分です。今の季節ならエアコンもいらないだろうし、少なくとも扇風機はあるようです。ありがたい。これで連泊できる。

ちなみにお値段は、1泊のみだと4,000円、連泊だと1泊3,500円。

陽光荘 オフィシャルウェブサイト
http://www.coara.or.jp/~sanken/labo/ronbun_3.html

さて、宿を押さえることができたので次は電車。一応常時チェックしてはいたのですが、これまた結構厳しくて、のぞみは朝イチから埋まっており、ひかりの喫煙席くらいしか空いていません。まあ喫煙者なのでそれは構わないんですが、乗車時間が長いのは辛いな。そして小倉からのソニックも指定席は満席。指定に乗ろうと思えば小倉駅で1時間半くらい待たなければならない。というわけで、指定は取りませんでした(※)。

※)ウェブをチェックして空席が出たら取ろうと思ったのですが、結局最後までキャンセルは出ず。


【2】装備等の準備など

さて、次はどの温泉を巡るか。1日目と3日目は軽くして、2日目をメインにしましょうか、って、まあそれが普通ですわな。というわけでリサーチしていたら、別府三大秘湯というのがあることを発見。といってもめちゃくちゃ辺鄙なところではなく、近くまで車で行けるし、歩いても回れるらしい。よし、メインはこれにしよう。いろんなブログなどで体験記を読み、Googleマップで正確な場所と順路を確認、それをもとに今回の2泊3日に必要な装備を想定。

まず靴ですが、遠距離の電車旅には車内用にサンダルを持って行くことにしています。やっぱり足が楽なんですわ。で、靴なんですけどね、現地では歩くことが多いから、基本スニーカーかトレッキングシューズ。本当に楽なのは底が厚めのジョギングシューズなんですが、これは服とのコーディネートがなかなかに難しい、時もある。まあ俺はいつも同じような格好してるんですけど。

さてトレッキングシューズといえば、長年愛用していたメレルのカメレオン2が今年の春に寿命を迎え(ソールもサイドもゴムがボロボロで防水性ゼロに)、同じものを買おうと思ったら、時代は流れゆくもので、カメレオン5になってました(笑)。2はミリタリーテイストが漂っていたのですが、5はツルンとした小ざっぱりデザインになり、イマイチ好きになれない。

というわけで、同じくメレルの「モアブ MID GORE-TEX XCR」を購入。実際にプロ(軍人)が使ってたりもするそうな。ところが使用して気付いたのですが、なかなか足の疲れる靴だなぁ、と。いろんなところが痛くなる。デフォルトのインナーソールがマックソ(MAX糞)なのもあると思う。したがって前回の別府も出雲も醒井も、カメレオンのサブだったニューバランスの503を履いたんですが、別府ではモアブを履くことに。というのも、別府三大秘湯巡りについては、俺は移動手段が徒歩しかないから、林道や砂利道など文字通りのトレッキングをしなければなりません。おまけに道をショートカット(※)するために草の生えた山の斜面を数十メートル登る必要があるっぽい(結局登らなかったんですが)。503でも問題ないかとは思いますが、ミッドカットのモアブ方が良いだろうと。インナーソールは奮発して2,000円もするウォーキング/トレッキング専用品に交換しました。これで準備O.K.。

※)1時間以上の時間短縮になります。

トレッキングだとズボンも発汗性などちゃんとしたものが良いだろうとアウトドア店に行ったら、店員絶賛のマーモットの「KIMU HALF PANT」 がセールで30%OFFだったので購入。問題はタイツを履くかどうか。斜面がもし草ボーボーなら素足だときついだろう。というわけで、ドンキで夏用のコンプレッションタイツ(季節の端境期なので798円と激安)を購入。

秘湯巡りでは身軽な恰好をしなければ、というわけで、リュックは自転車のロングライドでも使っているノースフェイスのトレラン用。ただこれ、5Lしかないんだよね。山の中に自販機なんてないから水分は1Lくらい持参しなければ不安(運動による発汗に加え、入浴もするから)。となると7~8LくらいあればBEST・・・なんですが、ペットボトルではなくハンディパック飲料とすることでなんとかなりそう。

あとは厚めのアンクルソックスと、安物の携帯ウィンドブレーカー(1,580円)も購入。自転車用のウィンドブレーカー(的なもの)は持っているけど、リュック容量の関係で、もっとコンパクトにたためるものが欲しかった。これは350mL缶サイズになる優れもの。

それ以外に、野湯のすべてに洗面器があるかどうかわからないので、コンパクトに畳めるソフト手おけを東急ハンズで購入。ついでにタオルもかさばらない薄手の手ぬぐいタオルを購入。無地の白か紺、もしくは黒が欲しかったんですが売っておらず、くまモンの焼酎柄をチョイス。大分行くのになんで熊本なんだよというツッコミは無しで。

さあ、これだけ準備したらバッチリだろう、問題は俺の体力だけですね。

本当は斜面用にピッケルとか、あとはトレッキングポールとかあればいいんでしょうけど、斜面登るためだけにピッケル用意するなら斜度の緩いところを探した方が賢い(笑)。そもそも予算がないです。登山用具って高いよね。ピッケルもポールも安いので1万円くらいするじゃないですか。

なお、このあたりは以前にこういうことがあったので、ピッケルみたいな凶器のようなものを持って歩いていたら高確率で通報されるに違いない(ってか、ピッケルって、基本的に冬山用でしょうし、そうでなくてもド素人がいきなり使うと自分が大怪我しそう)。

というわけで、装備はこうなりました。

■衣類(19日に着ていくものは除く)
▽ジャージ上下×1着
▽ハーフパンツ×1着(山歩き用)
▽ハーフパンツ×1着(部屋着兼寝間着)
▽ポロシャツ×1枚
▽Tシャツ×9枚(部屋着兼寝間着含む)
▽コンプレッションシャツ×1着
▽コンプレッションタイツ×1着
▽パンツ×2足
▽靴下×2足
▽ハンカチタオル×2枚
▽携帯ウィンドブレーカー×1着
▽手袋(自転車用のフルフィンガーメッシュを流用)
▽帽子
▽サンダル
▽トレイル用リュック

■風呂用品
▽手ぬぐいタオル×1枚
▽フェイスタオル×1枚
▽ナイロンタオル×1枚
▽洗顔クリーム
▽ソフト手おけ

■その他
▽財布
▽スマホ
▽バッテリー
▽別府八湯温泉本
▽別府八湯温泉道スパポート
▽秘湯地図
▽ボールペン
▽歯磨きセット
▽糸ようじ
▽使い捨てT字カミソリ
▽ヘアスプレー
▽制汗スプレー
▽ティッシュ
▽ウェットティッシュ
▽割りばし3本
▽マグカップ(金属製)
▽ハンディパック飲料(300mL)×4パック
▽エネルギー系ゼリー×1パック
▽プロテインバー×1本
▽ペットボトルの白ワイン750mL(新幹線のお供に)×1本
▽調味料(醤油100mL、ポン酢200mL、マヨネーズ小チューブ、塩少々)
▽折り畳み傘
▽携帯灰皿

結構なボリュームだな!ミレーの40Lのリュックに無理やり詰め込・・・めなかったのでグレゴリーの60Lダッフル登場。「Tシャツ9枚とか持って行きすぎやろ!」と突っ込まれそうですが、日中は歩き回って汗をかくし、そもそもこれには部屋着兼寝間着も含まれますから、これくらいは必要でしょう(※)。なおグレゴリーのダッフルは外側に小ポケットなどありませんから、財布や携帯などはウェストバッグに入れました。

※)結果的にジャージとコンプレッションシャツ、ポロシャツそしてTシャツ4枚は使わず。ナイロンタオルも使わず。ハンディパック飲料は万が一現地で売ってなかったらと思って用意したのと、調味料は買うのももったいないから小分けボトルに入れたものを持参したんだけど(マヨネーズは小さいのを百均で買った)、そういうのが無ければミレーのリュックに収まったかもなぁ。なんせジャージがかさばりすぎた。


(続く)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。