薫玉堂さんに入るといい香りがします。
心落ち着く香りですね。
我が家の安いお線香の香りとは違いますわ。
お線香は煙を嗅ぐのではない、煙はおこげ。
おこげを嗅いでもただ煙たいだけ。
赤くなっている所の数ミリ下から
香りが出るのだそうです。
お店の1階はお線香や、法要・お葬式で使うご焼香のお香。
伽羅の香木もガラスケースに入っています。
一番高い伽羅の香木のお値段を見てびっくり。
5,000,000円くらいだったか、それ以上していたか。
とにかく、たまげました。
2階はお部屋で焚くお香や、匂い袋などを販売しています。
3階に上がってまずは講義を受けます。
講義といっても全然堅苦しくなく、中村さんのお話に
どんどん引き込まれていきます。
話上手というか、ずっとしゃべってるというか…(--;
おっちゃん面白すぎまっせ。
さて楽しい講義の後は1階にある香室という和室に
移動し、いよいよ「聞香」です。
ここでの体験は「三種香」。
3種類の香木からそれぞれ極々少量の3片を切り取り
(5ミリ角くらい)
計9個の包みを作り、その中から無作為に3つの包みを
取り出して香を聞き分けます。
だから3個全部違う香の可能性もあれば、一緒の可能性もある。
一つ目と二つ目が一緒で最後だけ違う可能性もある。
その香の聞き方の所作が色々あるのですが、
今回は簡単に教えていただいて、中村さんの言うとおり
形を作って香りを聞いたのでした。
香りは広がっていくものですから、なるべく他の人には
嗅がれたくないものですよね。
そこで香炉を左手の上に乗せ、右手親指と他の指で窓を作り
右手を香炉の上にかぶせるように置き、
小窓から香を聞きます。
一つ目が私のところに回ってきました。
今回初めて、高価な伽羅の香りを嗅ぐものですから
うわ~っ、伽羅ってこんな香りなんだ~、へえ~という感想です。
ツンと来ない、優しい香りです。
すーっと体に入ってくる香り。
香炉が暖かく、その暖かさが手から伝わるのと共に
伽羅の香りがなんともいえない
とても心地よい瞬間。
しかしここで「うーん良い香り~♪」とばかり
思っていられません。
その次に来る香りと違うか同じか、香りを覚えなくては
いけないのですから。
かなりの集中力が必要ですわよ、これ。
2番目の香炉が来ました。
聞いてみました。
最初のとは違う。
ピンと来たんです。
3番目の香炉が来ました。
うーん、わかんない~。
最初と一緒?2番目と一緒?
全部違うのかなあ。
それとも全部一緒だったりして。
答えは細い「記紙」というものに記号のようなものを書きます。
例えば全部違うと思えば三本の縦線で表します。
最初と2番目が一緒なら一番右と真ん中の縦線の上部を繋ぎ
左の線は1本だけ離します。
それぞれの組み合わせに四季を表す言葉がついていて
全部違う組み合わせのものは夏「緑樹の林」
春ならば「隣家の梅」というふうになります。
風流どすなあ。
秋は「尾花(すすき)の露」
冬は「孤峯の雪」
もうひとつ「雑」というのがあって「琴の音」。
その記紙に答えを書き、折った紙の上に名前を書きます。
女性で「子」が付く人はそれをはずします。
たとえば雅子さんだったら「まさ」と書くわけです。
濁点は外すので和子さんは「かす」になってしまいます。
その場合は「かづ」⇒「かつ」になるのだそうです。
私の答えは3種類違う香り。
いよいよ答えの発表となりますが、なんと全部同じ香木で
ございました。
ええーっ!
13人のうち正解は2人。
ピンと来た私の感はもろくも崩れたのでした。
絶対1と2は違うと思っていたのだけど。
当てるのはその日の体調などにもよるらしいのですが
なかなか難しいものです。
今度は当ててやろう!…と
リピーターになっていくのだそうで。
こんな風に神経を研ぎ澄ます感覚を久しぶりに
体験しました。
気持ち良かった!
その後、中村先生のお話を聞きながら
お抹茶とお菓子をいただきました。
体験料は2000円です。
とても貴重で楽しい体験です。
京都に行く機会がありましたら、是非おすすめします。
奥深い日本文化体験のお話でした。
心落ち着く香りですね。
我が家の安いお線香の香りとは違いますわ。
お線香は煙を嗅ぐのではない、煙はおこげ。
おこげを嗅いでもただ煙たいだけ。
赤くなっている所の数ミリ下から
香りが出るのだそうです。
お店の1階はお線香や、法要・お葬式で使うご焼香のお香。
伽羅の香木もガラスケースに入っています。
一番高い伽羅の香木のお値段を見てびっくり。
5,000,000円くらいだったか、それ以上していたか。
とにかく、たまげました。
2階はお部屋で焚くお香や、匂い袋などを販売しています。
3階に上がってまずは講義を受けます。
講義といっても全然堅苦しくなく、中村さんのお話に
どんどん引き込まれていきます。
話上手というか、ずっとしゃべってるというか…(--;
おっちゃん面白すぎまっせ。
さて楽しい講義の後は1階にある香室という和室に
移動し、いよいよ「聞香」です。
ここでの体験は「三種香」。
3種類の香木からそれぞれ極々少量の3片を切り取り
(5ミリ角くらい)
計9個の包みを作り、その中から無作為に3つの包みを
取り出して香を聞き分けます。
だから3個全部違う香の可能性もあれば、一緒の可能性もある。
一つ目と二つ目が一緒で最後だけ違う可能性もある。
その香の聞き方の所作が色々あるのですが、
今回は簡単に教えていただいて、中村さんの言うとおり
形を作って香りを聞いたのでした。
香りは広がっていくものですから、なるべく他の人には
嗅がれたくないものですよね。
そこで香炉を左手の上に乗せ、右手親指と他の指で窓を作り
右手を香炉の上にかぶせるように置き、
小窓から香を聞きます。
一つ目が私のところに回ってきました。
今回初めて、高価な伽羅の香りを嗅ぐものですから
うわ~っ、伽羅ってこんな香りなんだ~、へえ~という感想です。
ツンと来ない、優しい香りです。
すーっと体に入ってくる香り。
香炉が暖かく、その暖かさが手から伝わるのと共に
伽羅の香りがなんともいえない
とても心地よい瞬間。
しかしここで「うーん良い香り~♪」とばかり
思っていられません。
その次に来る香りと違うか同じか、香りを覚えなくては
いけないのですから。
かなりの集中力が必要ですわよ、これ。
2番目の香炉が来ました。
聞いてみました。
最初のとは違う。
ピンと来たんです。
3番目の香炉が来ました。
うーん、わかんない~。
最初と一緒?2番目と一緒?
全部違うのかなあ。
それとも全部一緒だったりして。
答えは細い「記紙」というものに記号のようなものを書きます。
例えば全部違うと思えば三本の縦線で表します。
最初と2番目が一緒なら一番右と真ん中の縦線の上部を繋ぎ
左の線は1本だけ離します。
それぞれの組み合わせに四季を表す言葉がついていて
全部違う組み合わせのものは夏「緑樹の林」
春ならば「隣家の梅」というふうになります。
風流どすなあ。
秋は「尾花(すすき)の露」
冬は「孤峯の雪」
もうひとつ「雑」というのがあって「琴の音」。
その記紙に答えを書き、折った紙の上に名前を書きます。
女性で「子」が付く人はそれをはずします。
たとえば雅子さんだったら「まさ」と書くわけです。
濁点は外すので和子さんは「かす」になってしまいます。
その場合は「かづ」⇒「かつ」になるのだそうです。
私の答えは3種類違う香り。
いよいよ答えの発表となりますが、なんと全部同じ香木で
ございました。
ええーっ!
13人のうち正解は2人。
ピンと来た私の感はもろくも崩れたのでした。
絶対1と2は違うと思っていたのだけど。
当てるのはその日の体調などにもよるらしいのですが
なかなか難しいものです。
今度は当ててやろう!…と
リピーターになっていくのだそうで。
こんな風に神経を研ぎ澄ます感覚を久しぶりに
体験しました。
気持ち良かった!
その後、中村先生のお話を聞きながら
お抹茶とお菓子をいただきました。
体験料は2000円です。
とても貴重で楽しい体験です。
京都に行く機会がありましたら、是非おすすめします。
奥深い日本文化体験のお話でした。
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