Dozeのほほん絵日記

江東区清澄白河のアロマ&リフレサロン「Doze(ドウズ)」です。
サロンのこと、日々の出来事を綴っています。

ご縁

2006-05-02 | 国内旅行
人とのご縁って不思議だなぁと思う今日この頃。

今から11年前の1995年の秋、京都一人旅をしました。
その時出会った一人の女性との交友が続いています。

そうだ京都へ行こう・・・の言葉につられて、紅葉を見に行きました。
それはそれは見事な紅葉でした。
行きは東京駅から深夜バスに乗り、京都に着いたのは朝6時半頃。
京都タワーの地下だったか、早朝からやっているお風呂屋さんがあるとの
情報を得て、そこで朝風呂に入りさっぱりしたところで、
どこのホテルだったか忘れましたが、朝粥を食べに行きました。

たくさんの紅葉の名所を見て満足満足。
気ままな一人旅は本当に良く歩きました。
歩きたければいつまでも歩き、休みたいと思えば一人なら、ふらっと行っても
席が空いていたりします。

足も疲れたところで、私の大好きな葛きりで有名な
「鍵善良房」に参りました。
今の建物になる前の、趣のあった建物でした。
2階に上がり4人掛けの席に一人で座っていると、
お相席よろしいでしょうかと言われたので、断る理由もないので
どうぞと返事をしました。
まもなくやってきたのは、和服の女性と初老の男性。
どんな組み合わせ??この二人?と思いながらも
一応ニコッと会釈をしました。
すると初老の男性が「お嬢は一人で来ているの?」と
いきなり初対面の私に向かって「お、お、お嬢」って
でも「お嬢」と呼ばれる事も、まあ、ないですからね~、ここは良しと
しよう。。。

「は、はい」と私。
横に座っている和服の女性はニコニコ笑っています。
何だ?このおじさん。
待てよ・・・このおじさん何処かで見たことあるなぁ・・・
誰だっけなぁ・・・と葛きりをすすりながら、私の頭はフル回転。
と、考えてる最中におじさん、自分が誰だか名乗るではありませんか。
「僕はね、料理の鉄人に出てますよ。審査員でね」
なんてことを言ってきました。
料理の鉄人!
あー、そうだ、このおじさん、魯山人の弟子とかいう人ね。
平野雅章さんだ。良かった、料理の鉄人見ていて。
そんでもって、横にいる女性は?愛人?まさかね~。
よくよく話しを聞くと、その女性は平野さんがお泊まりになっている
旅館のお嬢さん。お年も私とそんなに変わりなく、とても感じが良いので
話しは尽きなく和服の話しなどしておりました。

3人無事に?葛きりを食べ、「さて、お嬢はどうするの?」と聞かれ、
特に決まっていないと言うと、知恩院に行きましょうということに
なりました。
知恩院をぐるっと説明してくれて、最後にお茶をご馳走になりました。
平野さん、面白い方で、会う人会う人(特に女性)に、
「僕は料理の鉄人で審査員を・・・」
と言いまくってる。
可笑しくて、和服の女性と笑い合っておりました。

写真を何枚か撮ったので、東京に帰ってきてから現像し、京都に送りました。
和服の女性、旅館のお嬢さんは先斗町にある旅館「三福」の由紀美さん。
平野さんにどんなにか素敵な旅館か、その時聞いていたので、
是非1度は行きたいと思っていましたが、なかなか機会がなく時は過ぎて行きました。
ようやく念願がかなったのは、2001年の春。出会って5年半も経っちゃった。
リフレクソロジスト仲間で京都の桜を見に行こうという計画が決まり、
それじゃあ、三福さんに泊まろうという事になりました。
旅館は先斗町の真中くらいにあります。
鴨川に面したお部屋のなんと落ち着くこと。素晴らしく美味しい朝食。
落ちつくなぁ。
次の年も夫と共に行きました。
出会った時はお互い独身だったのが、11年という月日の中で
由紀美さんも結婚し2児の母、私も結婚しました。
年賀状や季節の挨拶をやり取りして、11年。
京都というと、三福さんに行こうと思うのです。

先月行ったときも、仲間とちょっと離れ一人先斗町へ。
突然訪ねて行ってしまったので申し訳なかったのですが、
元気なお姿にお会いできました。

縁って不思議ですね。
実際会う事はなくても、ずっと続いているものもあれば、
いつの間にか疎遠になっていくものもある。
お客様とのご縁も私にとっては宝物です。

あ、平野さんとはその後1度もお会いしておりません・・・
写真は三福さんと京都原谷の枝垂れ桜です。




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6 コメント

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素敵な出会いだね (mi-ya)
2006-05-03 13:22:32
いいお話ありがとう。

一人旅って憧れちゃう~まだ経験なしなのです。

ふらっと行きたいな~と思うけど・・もうちょっとお嬢が大人になったらいけるね。

人とのご縁って宝だね。それは「偶然ではなく必然」なんだって(by.江原さん)
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ほほうー (yuko)
2006-05-03 21:09:25
そうですか、偶然出なく必然・・・ね。

出会うべくして出会ったという訳ね。

最近は新しい出会いが多く、それらは必然だったんだー

と思うと、なんだかわくわくいたします。

ひとつひとつの出会いを大切に

生きていきますわ。
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原谷の (ふあり)
2006-05-05 19:46:56
これがおっしゃっていた原谷の桜なのですね!

大きい桜ですね~。



お嬢と旅館のお嬢さんとの出会いも素敵ですね。

旅のほんの一瞬の出会いがそんなに長く続くなんて、

きっと本当に出会うべき運命だったんだな~と思いました。
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一見の価値あります (yuko)
2006-05-05 20:54:02
ふありさん



こんばんは。

原谷の桜は、入場料取られますが、満開時の見事な

姿に感動しますよ。

枝垂れ桜のといった感じです。



不思議なご縁です。

このまま、お互いおばあちゃんになっても続けて

いきたいご縁であります。

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行きたいなぁ・・・ (dolcevita)
2006-05-18 00:15:41
私もずいぶん一人で京都へ行きました。

鍵膳のくずきり!!!食べたい!あとはおひもさん。

これお取り寄せしちゃうことあります(笑)

鍵膳さんも建て替えたのですよね・・・

残念ながらまだ桜の季節だけは行ったことがなくて。

先斗町あたりの風情、なんともいえず好きでした。

京都にとても行きたくなりました。
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一人旅 (yuko)
2006-05-18 10:07:32
dolcevitaさん

桜の季節の京都は、なんだかふんわりとしていいです。

でも人も多いですけどね。

一人旅は気ままですね。

歩く事が平気な私は、どこまでもどこまで

歩いていってしまい、高尾の山のハイキングコースに

迷いながら行ってしまいました。

ようやく、お店があるところまで出たので、

「私は何処にいるのでしょう?」と地図を広げた覚えが。

鍵善さん、昔の方が風情がありましたね。

あー葛きり食べたくなってきた
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