昨日の記事で
BBSHで「プロのヒーラーとして」という授業があったと書きましたが
お金のことがテーマになったこともありました。
私がBBSHに行っていたのは25年ほど前ですが、その頃は
「スピリチュアルな仕事は奉仕であり、お金をもらうのはどうなのか?」
という考えが、今よりも一般的にあったように思います。
日本のカウンセリングの第一人者である河合隼雄先生がカウンセリングを始めた頃も
「そんなことでお金を取るのか?」
と言われたこともあったそうです。
カウンセラーが職業として認知されてなかった時代ですね。
今ではカウンセリングやスピリチュアルなセッションで
「お金を取るなんて!」
という人はほとんどおられないと思っていたのですが、
先日、YouTubeで、ある霊媒師の方はお祓いに料金が生じ
別の霊媒師の方は無料でおこなっておられ、
「料金を取っている霊媒師の〇〇は、お金なんて取ってインチキだ」
とコメント欄にあるのを見て、驚愕しました。
いくら目に見えない世界のことをやっているからといって
霞を食べて生きているわけではないので、それはムリよ~

と、他人事ながら思ってしまいました。
その方がインチキかどうかはお金を取る・取らないとは
別のことと思います。
そして、料金設定がいくらであろうと、それは需要と供給の関係なので
お互いに納得できていればよいことだと思います。
この料金設定についてもBBSHの授業でとりあげられました。
生徒の質問で
「お金に困っている人からもらうのと、そうでない人からもらうの、
両方同じ料金にするのではなく、困っている人からもらう時に安くするのはどうか?」
というものがありました。
その時の先生の答えはこうでした。
「あなたが150ドルもらう場合と100ドルもらう場合の両方とも
全く同じにできるならそれでもいいかもしれない。
でも、100ドルの人にヒーリングをするときに
『ああ、この人からは100ドルしかもらえないんだよね』
と全く思わないことができますか?」
と。
または全く別の話しですが、
あるセラピストさんは医療制度の公費や障害者手帳を持っている方に対して
料金を安くしておられました。
これはこのセラピストさんの、それこそ奉仕の心だと思います。
お金をいただく・いただかない、料金設定には正解や不正解はないと思います。
セラピストが自由に決めて良いし、あとは需要と供給のバランスに任せればよいと思います。