【第1章】車両で遊ぼう
第6回 編成で警笛を鳴らそう
まずは編成の警笛を鳴らすという簡単な動作で練習します。
その1 ビューワー起動時に警笛を鳴らそう
まずは簡単なことから始めていきます。
【使用するVRMNX命令】編成の命令:PlayHorn(0または1)
警笛を鳴らします。通常の車両は警笛0のみを使いますが、SetWaveHorn命令でサブ警笛を設定した場合には警笛1も使えます。
【やってみよう】「親子で学ぼう用レイアウト(2初期状態).vrmnx」を開き、編成「TRAIN_11」のスクリプトをこのように書こう。前に半角スペース8個を入れて段落を作ることも重要です。文字は全て半角英数字で大文字小文字にも留意して書いてください。全角文字は使えません。完成品は「親子で学ぼう用レイアウト(6-1).vrmnx」です。
#OBJID=11
import vrmapi
def vrmevent_11(obj,ev,param):
if ev == 'init':
obj.PlayHorn(0)
(以下省略)
【解説】'init'イベントに警笛を鳴らす命令を書くのですが、ただPlayHorn(0)と書くのではなくobj.PlayHorn(0)と書きます。これはobj(自分).(の)PlayHorn(0)(警笛0を鳴らす)ということですね。そして半角スペース8個入れましたがこれも重要で
#OBJID=11
import vrmapi
def vrmevent_11(obj,ev,param):
if ev == 'init':
obj.PlayHorn(0)
(以下省略)
このようにifとobjの先頭が揃ってしまうとobj.PlayHorn(0)は'init'内の命令と見なされなくなってしまいます。ですので最低でも+1個のスペースを入れて段落を作るのですが、通常これには+4個のスペースを入れるお約束になっています。Pythonでは命令の先頭が揃っているかいないかで動作が変わってしまうので半角スペースの数には注意しましょう。
【実践】それでは「運転」を押してビューワーを起動させましょう。起動と同時に警笛が鳴りましたか? 鳴れば成功です(^^)/ エスケープキーでビューワーを終了しましょう。