カラーをつけたままごくごく水飲み。
※避妊手術その①はこちら
動物病院から帰ってきたロッテ。
よほどお腹が空いていたのか、ウェットフードをがつがつ食べた後、さらにエサをねだり、
ドライフードも食べました。水も飲んでいます。
いつもとあまり変わらないな、とほっとしたところで、やっぱり手術跡をべろべろなめ始めました。
アウト―!
というわけでカラーをつけたのですが、ここからがすごかった……。
「1~2分であきらめる(BY動物病院の先生)」普通の猫とは違い、ロッテはあきらめなかったのです。
だってロッテのいちばん好きな遊びは、人間の手足やぬいぐるみを噛むこと(噛み癖のある困った猫)。
カラーがついていては、満足に噛むことができません。
床に転がりカラーをすりつけ外そうとし、
それがだめだと分かると両手を使ってカラーを外そうとし、
それも無駄だと判明すると、机や椅子の足にカラーをガンガンぶつけて外そうとします。
そしてなんと、2度も自力でカラーを外してしまったのです……。
ロッテは2.9キロと小柄な猫なので、Sサイズのカラーを買ったのですが、
いちばんきつくしても外してしまい、カラーは役立たずです。
苦肉の策として、即席「術後着」を作ることにしました。
術後着があることすら知らなかったけれど、ネットって素晴らしい。
ちょっと検索してみれば何でも調べられます。
ちなみに私がマネしたのはこちらの簡易術後着。
Hが愛用していた、ひじが抜けたウールのセーターの袖を切って、
手足が入る穴を作り、ロッテに着せました。
着せるときは非常に嫌がり、抵抗し、「にゃー! ふうー!」とまで言われましたが、
そんなことにはかまっていられません。
傷跡をなめると、ばい菌が入ってしまうかもしれません。
なんとか着せると、エリザベスカラーよりはいやそうではないロッテ。
ようやく一件落着かと思ったのですが、ロッテはやはり一筋縄ではいかない猫だったのでした。
(続く)