台風18号は、関東地方各地に
大きな爪痕を残しました。。。
以前、3.11東日本大震災が起きた時のこと、
確か翌々日の朝あたりに、私はラジオのNHKを聞いていました。
その時、話していた男性アナが、途中で
被災地応援の思いをこめて子供達が歌う「ふるさと」の歌を流しました。
子供達の歌が終わったあと、そのアナウンサーは、
いきなり絶句し、涙し始められたようで、沈黙が数秒流れ、
しばらくして彼は涙声で、絞り出すように少しずつ再び話し始めました。
彼は、まさしく被災地の放送局のアナウンサーでした。
私も、その時思わず涙が出そうになったことを、
今も、昨日のことのように思い出します。
自分の住み慣れた、愛する街が
長年見慣れた愛おしい街が、
一瞬にして、変わり果てた様と化し、
そして、共に生まれ育った愛する地元の人々たちに次々と襲いかかる残酷過ぎた悲劇。。
この時、そのアナウンサーは、
子供達の「ふるさと」を聴いて、
それらの、あるいは私が想像もできないような種類の
「感情」がこみ上げてしまったのだと思います。
そして、今回の台風18号被害・・・
もちろん、3.11とは災害の種類が異なりますから、
比較することは、全く意味を持ちません。
ただ、今回の台風による大雨で、
私が生まれ育った、愛する街が
愛する地元の人々が、
私の大好きだった景色が、
ひどい被害を受けたことが、
どうしようもなく哀しくて、切なくて、苦しくて・・
そして今、私は
どうしても、あの大震災のあと、「ふるさと」に涙した
アナウンサーの気持ちを、思い返さずにはいられないのです。。。
