昨日、米澤穂信の「黒牢城」(文庫)を読み終わりました。
「テスカトリポカ」のあと、これ読もうと決めたんです。なんなら一緒に買おうかと一瞬思ったんですが、思いとどまって、読み終わってしばらくしてから買いました。「テスカトリポカ」はさ、読み終わったらしばらく読まんでいいやと思うほどに満足しちゃってからね。
内容、面白かったです。
ただ、読む前、黒田官兵衛が主人公やと思ってたから、あれ? 荒木村重のほうが主人公なの? ってなったけどね。あらすじ読んでから買えよってね。
前に、「タイプライターズ」で作者ともども紹介されてたのにな。記憶の中でなぜが、黒田官兵衛が主人公に記憶が改ざんされてた。
そういや、本編も面白かったんやけど、解説も面白った。読む予定のある人は、是非解説も読んでください。
ちょっとネタバレするけど、解説読むまで、「羊たちの沈黙」のオマージュに気付いてなかった。
言われてみれば、シチュエーション、まんまやった。
ちょこっと歴女なんやけど、今まで荒木村重にはあんまり興味持ってなくてね。エピソードとかも知らんのよな。正直、名前しかわからん。
でも、そんなわたしでもちゃんと楽しめたから、歴史にそんなに詳しくない人でも、楽しめると思います。歴史小説っていうよりは、ミステリー要素の方が強いからね。謎解きです。「解いたとて」っていう謎ではあるんですけどね。あ、ネタバレかな?
通勤の電車の中で少しずつ読んでたので、結構時間かかりましたね。読むの止められーん。っていうほどのハマり方はしなかった。ま、普通に面白いですよ。な感じ。
時代小説として考えるなら、めちゃくちゃ読みやすいと思う。
うーん、お勧め度はそこまでじゃない、かな。まあ、好みの問題ですけど。
次読む本は決まってます。まだ買ってないけど。この後、ポチろうかな。と思ってます。
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