人生、平々凡々-厄も明けて、人生折り返し-

中年を迎え、粋な大人と呼ばれたいと暗中模索の日々を生きているわけでして。

我が後輩

2005-02-18 23:45:40 | Weblog
夕方、ばたばたと仕事を片付けておりますと携帯電話が鳴った。
私の大学時代からの後輩からだ。
彼が近くに来ているとのこと。6時に待ち合わせて電話を切った。

彼は大学卒業後、私が入った会社に入社し、社会人になってからも
先輩後輩の関係でした。
4年前に私がその会社を辞めて転職してから、バタバタしているうちに
なかなか会う時間がなく、昨年8月に突然会社を辞めたとの知らせを受けました。
その後ようやく、今日会うことができました。

後輩を置いて、先に会社を辞めた私がつべこべ言う話ではありませんが、
彼が辞めようと思った時、これといって次の仕事が決まっていた訳ではなかったとのこと。
彼は昔から冷静な男でしたから、そんな状態で会社を辞めたことに驚きました。
共働きの奥さんの給料と失業保険で今は暮らしていますが職業訓練校に通いながら、
次の就職先を探しているとのこと。

確かに前の会社は忙しかった。忙しいこと自体はあまり問題ではない。
忙しいだけで何の見返りもなかった。
ワンマン社長の鶴の一声で物事がころころ変わり、社長へのイエスマンが昇進していく。
そんな中で私も仕事にやりがいが見いだせなくなったことを思い出しました。

そんな会社にかわいい後輩を入れてしまったことに、少なからず後ろめたさを感じていました。
彼の奥さんも彼がやめることに賛成だったそうです。
今は奥さんが朝、保育園に子供を連れて行き、職業訓練校の帰りに彼が子供を迎えに行く。
そんな生活をとても幸せそうに話す後輩を見て、早く次の仕事が見つかることを祈りました。

金だけが全てじゃない。本当にそう思えた夜でした。
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