人生、平々凡々-厄も明けて、人生折り返し-

中年を迎え、粋な大人と呼ばれたいと暗中模索の日々を生きているわけでして。

山下達郎さんのライブ入門

2023-09-18 21:50:31 | ライブ
山下達郎さんのライブに遅ればせながら2011年から観に行かせていただき、40回を超えました。
忘れもしません。2011年11月17日に初めて達郎さんのライブに妻と二人出かけました。
子育てもひと段落して、ようやく夫婦で出かけようとチケットを申し込んだら、まさかの最前列!

そこから慌ててネットを検索。
ライブでのお約束はあるのか?踊るのか?何か決められたフリでもあるのか?一緒に唄うのか?
最初から立ちっぱなしなのか?決まった掛け声があるのか?
調べたけれどどこにも出てこない!どうしたらいいんだー!
そして迎えた当日。始まっても誰も立たない。いい感じに盛り上がって来たのに誰も立たない。
しかし、突然周りが全員立ち上がって、鳴り物をならす!
そして座る。また突然立ち上がる・・・。
しかも時間が3時間超え、途中でトイレに行ける雰囲気じゃない。だって達郎さんがステージに出ずっぱりだもん。

ということで、最近の達郎さんライブで恒例の質問「今日初めて山下達郎のライブをご覧になった方」で会場を見ると毎回3分の1くらいが初めての方のご様子。
これから達郎さんのライブにご参加の方に、知っておくと安心なライブ入門をお伝えします。
(何も知らずにライブ参戦したいという方は見ないでね。)

達郎さん曰く「これが最後のライブだと思うとやりきらずにはいられない」ということで公演時間が他のアーティストよりも長いです。(ファンにとってはありがたい限りです。)
最近は18時30分開演で終演は21時30分頃が定番。約3時間です。公演中は達郎さんはステージ上に立ち続けます。
(2011年当時は3時間30分は当たり前。昔は4時間超えってのもあったそうです。)
ステージを降りるのはアンコールの時の着替えのための5分ほど。
ですから、ライブ前は水分をあまりとらない様にして、トイレは済ませておく(特にトイレ近い方)。

達郎さんのライブは基本着座です。
達郎さん曰く「ライブが始まった途端に観客が立つようになったらライブやめる」とのこと。
要はわざとらしく立ち上がって盛り上がる、というのは違うよね、とのこと。
また観客が声を出して歌うことについては「お客さんはわれわれの演奏を聴きにきている」とのことでNGとされています。
(最近、サンソンでダメとは言ってないとおっしゃってましたが、そのサンソンの中で昔言ってた。)
あと、曲と曲の間の掛け声などはOK。ただし、タイミングが悪かったり、声が通らなかったら怒られます(笑。自信の無い人はやめておきましょう。
ペンライトの類も気が散って演奏に影響するのでダメ。ステージ上から達郎さんから注意されます。
あと、ステージに近い人がオペラグラスで鑑賞してても注意されます(笑。「そんな近くからなにを見てるの」って、言うのを何度も目撃しました。もちろん後方座席や2階、3階の方は安心してお使いください。
タンバリンなどの鳴り物は当然だめ。アイドルのライブで振るうちわも演奏中はだめ。最近は少し丸くなって演奏中以外なら、注意しなくなったみたいですね。

ここからはお約束の解説。
達郎さん曰く「久しくライブに来れなかった人が、ライブに来てくれた時に置いてきぼりにならないように構成は変えない」とのこと。
大きく分けて以下の4部構成。
・前半
・アカペラコーナー
・後半
・アンコール
「前半」と「アカペラコーナー」は着席のまま。
「後半」のエンディングに向けて盛り上がる曲が演奏されます。その後、「レッツダンスベイビー」のイントロが鳴ったら、ここが立ち上がるタイミング!
その時にクラッカーをポケットに入れておいてくださいね。
クラッカーは中身が飛び散らないものが良いです。(100円ショップでは「音だけ」というのが売ってます。)
本来、こうしたホールでは火薬を使うクラッカーは使用禁止ですが、会場の好意で黙認されていますので、せめてファンとしてはゴミを残さない様にしましょう。中身のテープが前の席の方にかからない様にファン同志が気持ちよく楽しめるように配慮しましょうね。

クラッカーをいつ鳴らすか?初めての方には緊張の一瞬です。
達郎さんが1コーラス目を唄って、宮里さんのサックスソロが終わってから、達郎さんの2コーラス目が始まってすぐ
「し~ん~ぞ~う~に~(パン!!)指鉄砲、それでお手上げさ」の歌詞の「心臓に」の後が正しいタイミングです。
(お手元のCDで聴いてみてください。SE音が入っています)
これはいろんなテキストで公表されていますが、昔、ファンの方がライブ中にこのSE音になぞらえてクラッカーを鳴らしたのがこのお約束の始まりとのこと。
しかし、これのタイミングがまず合わない。「し~ん~ぞ~う~に~」の「し」のあたりから、鳴り出すので、初めての方も安心して鳴らしてください。ただ、間違って1コーラス目に鳴らすと恥ずかしいので注意しましょう。
このあとエンディングまでは立ったままでOKです。

アンコールも着座のままでOK。達郎さんが出てきて立ち上がって迎えると「まあ、お座りください」と着席を促されるので。
アンコール2曲目は「ライドオンタイム」です。1曲目が終わると間髪いれずにギターのカッティングが流れますので、これをきっかけに立ち上がりましょう!
ここからは終演まで立ったままでOKです。

ここからのお約束の参加はお好みで。
達郎さんがステージからいなくなったあと「ザッツ・マイ・ディザイアー」が会場に流れます。
この曲の最後に残ったクラッカーを鳴らして帰る、というのが最近の定番です。
余ったクラッカーの使い道がないから鳴らして帰る、という感じで自然発生した感じかしら。
会場出口が混雑して通路に立ちっぱなしもしんどいので、座席に座ったまま曲を聴いて、クラッカーを鳴らしてゆっくり帰るって感じですね。
当然ゴミは持ち帰ってね。

とお約束ごとをお話しましたが、いずれにしても達郎さんやバンドメンバーが演奏しやすく応援する、というのがファンの心得なので楽しんで一緒にライブを盛り上げていきましょう。
盛り上がると最後におまけの一曲を演奏してくれるかもしれませんよ!

以上、簡単な山下達郎さんのライブ入門でした!


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