らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

222.ビール系飲料のシェア争い

2006-06-15 | 51.The Present
 「ビール業界」の競争と言えば、一昔前の「スーパー・ドライ」vs
「一番搾り」を思い起こす。

 「ビール」は「ビール系飲料」の一カテゴリである。因みにビール
系飲料のカテゴリは「ビール」の他、「発泡酒」「第三のビール」に
分類される。5月のビール系飲料の出荷量シェアで、アサヒビールが
38.7%とキリンビールを抜いた。これは、キリンが優位であった
第三のビールが発売以来初めて前年同月比で減少したのが原因である。
5月の増税の影響が出たためであるとの見方が強い。

 「アサヒ」vs「キリン」の出荷量シェアレースはここ数年、デッド
ヒートの様相を呈している。2001年にアサヒがキリンを逆転したかと
思えば、2006年の1月~3月期はキリンが再逆転、しかしこの5月に
アサヒが再々逆転・・・。

 税改正で増税となった第三のビールが前年同月比20.6%減とな
り減速したキリンに対し、アサヒは減税となったビールが前年同月比
5.6%増加。増減税が据え置きとなった発泡酒も同じく1.8%増
と22ヶ月ぶりに増加。アサヒにとって、ビール減税は「追い風」と
なった。また、まるでタイミングを計ったかのように、第三のビール
「ぐびなま。」の出荷を開始したこともアサヒの躍進につながった。
お見事である。

 しかしながら、業界内では税改正の影響は限定的との観測も多い。
メーカー別の年間シェア争いは、今後も第三のビールが主戦場になる
という。アサヒは新商品をベースに一気に拡販攻勢をかける。一方、
キリンは広告戦略を加速させる。

 6月になり、ビール系飲料の最盛期はこれから。この「夏の陣」に
向けて2大メーカーはもちろん、他社も総力戦の布陣だ。

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4 Comments

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ビール業界 (らば~そうる)
2006-07-04 01:37:40
to:YUKIさん



はじめまして。



今からおおよそ20年前くらいでしょうか。

アサヒの「スーパードライ」のヒットに刺激を

受けたキリンが、構造改革(組織のフラット化)

により「一番搾り」を産み出しました。



そのあたりから業界に興味をもつように

なりました。

消費者の「酒」の消費動向もかなり変化が

見られましたね。
返信する
興味あるの (YUKI)
2006-07-03 13:06:23
アサヒvsキリンの記事に私は今、敏感です。

朝日新聞や日経を読んでますね。

これからも、ビールの記事を追い続けてください。
返信する
打倒!中性脂肪 (さらぽわ)
2006-06-16 00:36:14
to:くまみちゃん



最近、ビルーを避けています。

もっぱら焼酎です。「容量」は減少しているようです。

アルコール量は秘密♪
返信する
Unknown (くまみちゃん)
2006-06-15 20:15:54
ビールをぐいーーーっと美味そうに飲める人がうらやましいです。
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