【ALBUM "BEATLES Ⅵ"】
"THE CAPITOL ALBUMS VOL.2"の「EU輸入国内盤」の中からのコメ
ントである。今回は第2回め、"BEATLES Ⅵ"(#1)である。
今、手元にある音源は、CD盤"BEATLES Ⅵ"のステレオ・ミックス
とモノラル・ミックス、LP盤"BEATLES FOR SALE"のステレオ・ミッ
クス、LP盤"HELP! "のステレオ・ミックスである。CD盤"BEATLES
FOR SALE "のモノラル・ミックスとCD盤"HELP! "のステレオ・ミッ
クスの音源は手元にない。近々、あらためて手に入れて相違点を確認
したいと思う。なお、便宜上、この3種の音源を以下の通り略記する。
(1)US盤CD"BEATLES Ⅵ"ステレオ・ミックス
→US盤ステレオ・ミックス
(2)US盤CD"BEATLES Ⅵ"モノラル・ミックス
→US盤モノラル・ミックス
(3)UK盤LP"BEATLES FOR SALE"ステレオ・ミックス
→UK盤ステレオ・ミックス
1.KANSAS CITY~HEY,HEY,HEY,HEY
まずエンディングが3つの音源いずれも異なる。いちばん短いのが
US盤モノラル・ミックスである。'Bye,bye baby bye,bye,oh 'の次
のコード「C7」、'So long 'でフェイド・アウト。続いて長いのが
UK盤ステレオ・ミックスである。'So long 'に続く、コード「G7」
の'Bye,bye baby while I'm gone 'を経て、コード「D7」の'Yeah,
I said bye,bye baby'でフェイド・アウト。そして、最も長いのが、
US盤ステレオ・ミックスである。さらに続くコード「C7」の'Bye,
bye baby・・・ 'でフェイド・アウト。
また、ジョージ・マーティンが奏でる三連符のピアノはUS盤モノ
ラル・ミックスがいちばんよく聴こえる。ポールのヴォーカルもより
前面に出ているようだ。しかし、Rチャネルのジョージのテネシアン
Lチャネルのジョンの325の分離は、やはりUS盤・UK盤各ステ
レオ・ミックスが勝っている。
なお、UK盤ステレオ・ミックスの間奏第5小節め、コード「C7」
に入る箇所で、弱い「音の欠落」があった。これはUS盤モノラル・
ミックスでやや名残を確認できたが、US盤ステレオ・ミックスでは
修整されていた。
2.YOU LIKE ME TOO MUCH
US盤モノラル・ミックスでは、イントロの冒頭にポールとジョー
ジ・マーティン氏の奏でるスタインウェイ・グランドピアノの後ろで
ハイハットがこすれるような音を耳にすることができる。US盤ステ
レオ・ミックスやUK盤ステレオ・ミックスではこの音を聴くことが
できない。
US盤・UK盤いずれのステレオ・ミックスではジョージのヴォー
カルがジョンのホーナー・ピアネットNのバッキングに「圧倒」され
ているようだ。しかし、US盤モノラル・ミックスでは、ジョージの
ヴォーカルが前面に出ている。
3.I DON'T WANT TO SPOIL THE PARTY
間奏に入る際に、US盤ステレオ・ミックスでは小さく'wooh! 'と
かけ声が収録されているが、US盤モノラル・ミックスでは聴くこと
ができない。
現在の音楽シーンでは、モノラル・ミックスは考えられない。ステ
レオ・ミックスが当然である。しかし、この曲を聴いていると、モノ
ラル・ミックスのほうが、ステレオ・ミックスよりも安定感があり、
かつ各音のメリハリが出ていてよいと思う。ステレオ・ミックスでは
間奏以外の部分でもジョージのテネシアンがやや目立ちすぎていたが
モノラル・ミックスでは、ジョンの「ジャンボ」による必死のリズム
カッティングが前面に出ている。それが、この曲のC&W風の曲想を
さらに盛り上げている。そう、「出るところは出て、抑えるところは
抑えている」のである。また、'I still love her'の箇所のリンゴの
フロアタムもよく聴こえる。感覚的に表現するとすれば「ドンストン
トントントッ、ドンストントントントッ」といったところか。
◇◆◇
"BEATLES Ⅵ"は意外と深い。次回も"BEATLES Ⅵ"。'WORDS OF LOVE'
以降をコメントする予定である。
*本プログラムは、不要なメールマガジン等に誘導するものではありません*
こんにちは、執筆依頼代行サイトの「ブログ記事広告.net」と申します。
ブログを拝見させていただきましたが、内容・デザイン共にとても質の高いものと感じました。そこで、弊社主催のブログ記事広告コンペに是非、参加いただきたいと思い、お願いにあがりました。貴方のブログ記事広告が企業の売り上げアップにつながります。さらに、高額賞金もご用意しております。
【賞金最高4万円】【5人にひとりは1,000円】受賞されなくても先着で【1記事100円の参加賞】
ご自分のブログテーマに合う記事だけを書いていただければ結構です。
もちろん登録・参加費等は無料です。
まずは一度、下記URLにて詳細をご覧になってください。
「ブログ記事広告.net」URL: http://burogukiji.client.jp/