【写真:三国峠@北海道・士幌町 2014年09月24日 14時00分撮影】
北海道にある峠は多い。
狩勝峠、日勝峠、天北峠、石北峠、中山峠、美笛峠、美幌峠、知床
峠、津別峠、塩狩峠…。どれも魅力的なのだが、標高で道内最高の峠
を今回は目指す。
三国峠
三国峠PA
全国至るところに三国峠はあるが、今回は北海道の屋根大雪の東側
にある三国峠である。この峠の標高は 1,139m。ここから南方を眺め
ると、眼下に樹海が広がる。その景色はまさに圧巻である。
三国峠から南方を望む
それにしても、この高いところにある三国峠に通じる道を開拓した
方々には頭が下がる思いである。以前この記事で国道 273号線がまだ
ダートだった頃のエピソードを紹介した。1984年夏の「灼熱のダート」
である。十勝三股を過ぎたあたりの樹海に道を敷設し、高度をあげる
ために橋を架け、峠につなげる…。そうなのだ。1994年10月に三国峠
南側の改良により通年通行ができるようになるまで、冬期は通行止め
だったのだ。環境の厳しさが窺い知れる。
三国峠南方から上部を見上げる
橋梁が架けられ通行した頃を思い出す…。その映像はもはやセピア
色だ。
三国峠南方の国道 273号線(1998年)
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あ。そうじゃなくて…w
橋梁とかトンネルとか、はたまた高層建築物とか。
人の力って、すごいなぁ~と、
単純に感動します。
環境破壊という問題はさて置いて、ね。
道内ではその昔
峠を越えるためのダートの山道が
至るところにありました。
金八峠、増毛山道、道道120号旧道
それがトンネルによっていとも簡単に通行
できるようになったのですが
いささか複雑な思いです。
土地土地で生活している方の利便性は
かなり向上しているのですけれども。