【写真:仏ヶ浦@青森県・佐井村 2014年09月26日 14時29分撮影】
八戸から下北半島の海岸沿いを反時計回りに走る。本州最北端の地
大間崎を訪れた後、国道 338号線を南下する。目指すはこの地…
仏ヶ浦
荒波により削られた奇岩が連続する場所と伝え聞く。今日はこの目
で現場を感じたい。そんな気持ちで仏ヶ浦に向う。北側にある展望台
からまず仏ヶ浦を眺めてみた。
仏ヶ浦展望台からの眺望
国道から少し海側に入った場所に駐車場があり、そこから仏ヶ浦へ
通じる遊歩道がある。行きは急な下り坂、最後は断崖の斜面の階段を
降りていく感じだ。
仏ヶ浦に到着。言葉は不要。ここでしばし筆を止めよう。
仏ヶ浦(その1)
仏ヶ浦(その2)
仏ヶ浦の地に立ち、思いだしたのは「西の河原」の風景である。
1998年に、北海道積丹半島の「西の河原」に行った。1996年10月、
国道 229号線が全通し、かつて船でしか行けなかったこの地へ徒歩で
行けるようになった。1998年の夏に整備された遊歩道で「西の河原」
に行ったときに、その荒涼とした風景に「何か身震いするムード」を
感じたものだ。その後、整備された遊歩道は草刈が行われなくなった
ため、現在はとても行けたものではないと聞く。やはり「人を寄せつ
けない場所」なのだろうか。
西の河原(北海道・積丹半島 1998年)
そして、この仏ヶ浦。遊歩道など何もなかった時代から比べれば、
その場所に訪れるのはたやすいことなのであろう。しかし、それでも
それなりの労力は必要だ。そして…、感動の風景がそこに広がる。
仏ヶ浦(その3)
仏ヶ浦(その4)
西の河原と同じようなムードをそこに感じる。まだ極楽浄土に行っ
たことはない(行ったらたいへんだ!)けれども、こんなような感じ
なのだろうか。
時は既に15時。陽が西へ傾いてきた。今度は、心臓破りの上り坂を
登る。西の河原を訪れたときはまだ30代。しかし歳月は人を待たない。
今やひざが既に笑っている。
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