【写真:ゆりかもめ有明駅から国際展示場正門方面を望む 2009年04月06日16時06分撮影】
先日「ゆりかもめ」に乗車しました。たまたまそこ(有明駅)から
出発するダイヤに運よくタイミングがあったようで、先頭のシートに
座ることができました。さて、前を見ると、軌道が分岐しています。
どうやって進路変更するのだろうか?
こんなことを考えました。普段よくみる鉄道では、「渡りポイント」
「シーサスポイント」「ダイヤモンドクロス」「シングルスリップ・
ポイント」、そして「ダブルスリップ・ポイント」等よく見かけます。
そしてそのメカニズムが目でみてわかります。しかし、ゆりかもめの
ように「AGT」を採用している場合、どのような手段で進路変更を
実現しているのでしょうか。
「AGT」とは“Automatic Guideway Traffic”の略称で、「案内
軌条式鉄道」といいます。横浜新交通シーサイドライナーもこの方式
を採用しています。AGTでは、片側の「ガイドウェイ」をつかんで
方向を変更する仕組みになっています。ただし、モノレールでは実現
できた「シーサスポイント」はAGTでは不可能で「渡りポイント」
を異なるポイントで配置してそれを実現しています。
AGTでは途中駅に「渡りポイント」が見られますが、これは非常
留置線を兼ねています。車両が故障した場合、急遽ここへ退避させる
目的で設置されています。ゆりかもめでいえば、竹芝駅と日の出駅の
間に非常留置線を確認することができます。
ご用とお急ぎでない方は、いらした時に確認してみてください。
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