1253．ビートルズ・映画 “LET IT BE”の警官出動

　1969年 1月30日に、ビートルズが「ルーフトップ・コンサート」を
「開催」しましたが、その件についてこの記事でコメントしました。

　その時の模様が確認できる映画“LET IT BE ”をご覧になったかた
も多いかと思います。クライマックス・シーンともいえる「屋上での
演奏」中に、警官がやってきて警告するシーンがありますね。偶然の
出来事のようなドキュメンタリ・タッチで描かれています。しかし、

　あれは「演出」ではないか？

という説もあります。

　「ルーフトップ・コンサート」のシーンは数台の固定カメラとハン
ディカメラで撮影されました。ハンディカメラは街頭の人々がビート
ルズに対してコメントしたり、「地上」の状況を撮影するために使用
されました。

　コンサートが始まり街頭が騒然となると、どこからか通報を受けた
のでしょうか、警官が登場しビルの入口をノックし始めます。不思議
なのは次の瞬間、玄関からビルに入ってくる警官を「ビルの中から」
カメラがとらえているのです。いったい何台のハンディカメラで撮影
されたのかはわかりません。しかし少なくとも警官が入口から入って
くるタイミングを見事に予期して、撮影準備がされていたことになり
ます。

　オーバーダブを一切しない

　このように「原点に立ち返るというコンセプト」でプロジェクトは
スタートしました。その後、音源も映像もちょっとした「味付け」が
されたのでしょうか。



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