らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1464.WAIT

2009-11-08 | 12.THE BEATLES
 曲が足りないっ!

 ということで“RUBBER SOUL ”を発売するために急遽「お蔵入り」
だった曲をひっぱり出した曲。それが‘Wait’です。それにしても
このような素晴らしい曲が一度ボツになっていたとは・・・。

 詞の内容としては「もうすぐ家に帰るから待っててくれよ」とか
「流した涙は忘れてしまおう」というように、1964年の頃までの曲
によく歌われていた内容です。しかし、曲調はよりメロディアスに
なっています。

 通常「ヴァースA+ヴァースB」に「サビ」という展開は、とも
すれば「単調」になりがちです。しかし‘Wait’ではそうならない
彼らのすごさが随所に現れています。例えばタンバリンやマラカス
等の「パーカッション」の活用です。ドラムスの刻む8ビートだけ
ではなく、タンバリンで16ビートを作り出すことにより曲にメリ
ハリをつけています。そして、なんといってもサビの部分の「ダイ
ナミクス」が特筆ものです。それも「強弱」ではなく「クレッシェ
ンド」により曲を盛り上げる効果を創出しています。クラシックの
領域では当たり前の表現法なのですが、それをいち早くポピュラー
の領域で試みてしまう先進性に対し、あらためて驚きを隠せません。



↑If this article is quite good, will you please click?

Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1463.ボウリング界のトピック | TOP | 1465.昔の面影を残しつつ »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
多分 (タケチャン)
2009-11-14 22:53:20
WaitはRUBBER SOULの中で映える名曲ですよ。

Helpは映画の雰囲気を強く引っ張ってますから。
Waitもビートルズの進化を物語るもので、この段階では芽が出掛かっていたけど、表に出すのは時期尚早ってことのように思います。

あのクレッシェンドの盛り上げ方はすごいですね!
一回目のさびでははやらずに、二回目でやるところがこころにくいです!
返信する
“HELP! ”のB面 (らば~そうる)
2009-11-15 23:17:10
to:タケチャンさん

>WaitはRUBBER SOULの中で映える名曲ですよ。

このコメントをお読みしたとき
US盤の“RUBBER SOUL ”の構成を思い出しました。

そこにはUK盤“HELP! ”の‘It's Only Love’と
‘I've Just Seen A Face’が収録されていますが
この2曲と‘Wait’に近さを感じます。
・・・って調べてみたら
この3曲‘Yesterday’や‘I'm Down’と同じ時期に
レコーディングされていたのですね。

たんなる偶然・・・?

それで、‘Wait’が先の2曲のどちらかの
かわりに“HELP! ”に収録されていたら
どうなったのかな・・・って♪
(毎度まいどの「たられば」です)
返信する

post a comment

Recent Entries | 12.THE BEATLES