先ごろ、ベースボールのワールド・シリーズそして日本シリーズが
閉幕しました。日本は米国に学び発展をしてきたわけですが、同様な
ことがボウリングの領域にも当てはまります。特に、プロの世界では
日本のプロボウリング組織であるJPBAの所属するプロボウラーが
米国PBAのボウラーの技術やスタイル、そして考え方に啓発される
場面がひと昔前と比較し増加傾向にあります。
そんな中、先月の中旬から下旬にかけて、国内5拠点(青森・愛知
宮城・茨城・神奈川=開催順)で「PBAプロアマチャレンジマッチ」
が開催され、多くのアマチュア・ボウラーが参加しました。このよう
な企画は過去にも事例があり、表面的にみれば新しいことではありま
せん。しかし、今回の主催者は、新たな方式に挑みました。そのひと
つが「PBA方式」の採用です。それは「所定の3ゲームの投球に加
えノー・タップ方式の1ゲームを投球後、ボックスの中で合計4ゲー
ムの最高点をたたき出したアマチュア・ボウラーが招待されたPBA
プロ・ボウラーとJPBAのプロ・ボウラーと『ファイナル・マッチ』
として競う」ものです。
参加したアマチュア・ボウラーは、どのように感じたのでしょうか。
今回の主催者の取り組みの意図が伝わったのでしょうか。共感された
のでしょうか。はたまたその反対だったのでしょうか。また、同じ場
で時間を共有したJPBAプロ・ボウラーは、どのように感じたので
しょうか。協賛センターはどうでしょうか。さらに、このイベントを
知ったボウリング関係者はどのような印象をもったのでしょうか。
客観的にみて、このイベントはボウリング界、あるいはそれ以外の
世界においてインパクトのあることだったのでしょうか。それらは、
現時点ではわかりません。しかし、今後のボウリング界の進むべき道
をデザインするために、実施されなければならないことがひとつだけ
あります。それは、今回の主催者がイベントの効果を測定し評価する
ことです。そのためには、「測定すべき指標」の設定と定義、「指標
の現状値」の把握、そして「指標の目標値(n年後等)」の設定です。
その上で、今回実施したイベント(今後は主催者の年度事業計画の中
で立案していく方向になることでしょう)の実施結果を記録しておく
ことが重要になります。参加ボウラー数や収支はもちろんのことです
が、それだけではなく「参加ボウラーの声」を収集することが必要だ
と考えます。
「何かを変えようとする志」に対し、「売り手側の『強み』(と思
っている)商品・サービス」は比較的簡単に設定できます。しかし、
買い手側のニーズを正確に把握することは簡単なことではありません。
また、買い手側の志向は一つではありません。例えば今回の「ノー・
タップ方式」です。これは参加したボウラー、あるいは参加しなかっ
たボウラーの間でその是非が分かれる要素の一つではないでしょうか。
売り手側の『強み』と買い手側の『ニーズ』をマッチングさせる順番
を誤るととんでもないことになります。「PBA「標準」方式による
素晴らしい企画なのになぜ受け入れられないんだ」という誤った考え
方(主催者はそのような誤った考え方にはなっていないと推察します)
です。余談ですが、コンピュータのソフトウェア業界で「ERPシス
テムパッケージ」なるものがあります。優れた企業の「標準」をパッ
ケージ化し、世界の多くの企業に対してスピーディに低コストで適用
しようという商品・サービスです。しかし、日本の特定の業界や企業
レンジにおいては、純粋に適用することが難しくなっています。なぜ
でしょうか。その原因や周辺の背景を調査していくプロセスが、今回
イベントを実施した後に主催者が取り組むべきアクションのヒントに
なっているように思います。
参加者やボウラー全体の声。これらのひとつひとつを泥臭く収集し
ていくことが、志に賛同するファンを増やしていくことにつながるの
ではないでしょうか。わたしはそう考えます。
↑If this article is quite good, will you please click?
閉幕しました。日本は米国に学び発展をしてきたわけですが、同様な
ことがボウリングの領域にも当てはまります。特に、プロの世界では
日本のプロボウリング組織であるJPBAの所属するプロボウラーが
米国PBAのボウラーの技術やスタイル、そして考え方に啓発される
場面がひと昔前と比較し増加傾向にあります。
そんな中、先月の中旬から下旬にかけて、国内5拠点(青森・愛知
宮城・茨城・神奈川=開催順)で「PBAプロアマチャレンジマッチ」
が開催され、多くのアマチュア・ボウラーが参加しました。このよう
な企画は過去にも事例があり、表面的にみれば新しいことではありま
せん。しかし、今回の主催者は、新たな方式に挑みました。そのひと
つが「PBA方式」の採用です。それは「所定の3ゲームの投球に加
えノー・タップ方式の1ゲームを投球後、ボックスの中で合計4ゲー
ムの最高点をたたき出したアマチュア・ボウラーが招待されたPBA
プロ・ボウラーとJPBAのプロ・ボウラーと『ファイナル・マッチ』
として競う」ものです。
参加したアマチュア・ボウラーは、どのように感じたのでしょうか。
今回の主催者の取り組みの意図が伝わったのでしょうか。共感された
のでしょうか。はたまたその反対だったのでしょうか。また、同じ場
で時間を共有したJPBAプロ・ボウラーは、どのように感じたので
しょうか。協賛センターはどうでしょうか。さらに、このイベントを
知ったボウリング関係者はどのような印象をもったのでしょうか。
客観的にみて、このイベントはボウリング界、あるいはそれ以外の
世界においてインパクトのあることだったのでしょうか。それらは、
現時点ではわかりません。しかし、今後のボウリング界の進むべき道
をデザインするために、実施されなければならないことがひとつだけ
あります。それは、今回の主催者がイベントの効果を測定し評価する
ことです。そのためには、「測定すべき指標」の設定と定義、「指標
の現状値」の把握、そして「指標の目標値(n年後等)」の設定です。
その上で、今回実施したイベント(今後は主催者の年度事業計画の中
で立案していく方向になることでしょう)の実施結果を記録しておく
ことが重要になります。参加ボウラー数や収支はもちろんのことです
が、それだけではなく「参加ボウラーの声」を収集することが必要だ
と考えます。
「何かを変えようとする志」に対し、「売り手側の『強み』(と思
っている)商品・サービス」は比較的簡単に設定できます。しかし、
買い手側のニーズを正確に把握することは簡単なことではありません。
また、買い手側の志向は一つではありません。例えば今回の「ノー・
タップ方式」です。これは参加したボウラー、あるいは参加しなかっ
たボウラーの間でその是非が分かれる要素の一つではないでしょうか。
売り手側の『強み』と買い手側の『ニーズ』をマッチングさせる順番
を誤るととんでもないことになります。「PBA「標準」方式による
素晴らしい企画なのになぜ受け入れられないんだ」という誤った考え
方(主催者はそのような誤った考え方にはなっていないと推察します)
です。余談ですが、コンピュータのソフトウェア業界で「ERPシス
テムパッケージ」なるものがあります。優れた企業の「標準」をパッ
ケージ化し、世界の多くの企業に対してスピーディに低コストで適用
しようという商品・サービスです。しかし、日本の特定の業界や企業
レンジにおいては、純粋に適用することが難しくなっています。なぜ
でしょうか。その原因や周辺の背景を調査していくプロセスが、今回
イベントを実施した後に主催者が取り組むべきアクションのヒントに
なっているように思います。
参加者やボウラー全体の声。これらのひとつひとつを泥臭く収集し
ていくことが、志に賛同するファンを増やしていくことにつながるの
ではないでしょうか。わたしはそう考えます。
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私も先月の気仙沼ライノチャレンジに参加して来ました
Y父のど派手な音と映像の演出や、Fumiさんの熱の入った挨拶、プロのパフォーマンスなど、これまでのプロチャレンジとは一味違った印象を受けました
そして若手の、銘苅プロ・田沢プロ・中村プロとの交流ができて、これからも彼らを応援して行こうと決めました
彼らと接すると、ボウリングのカッコ良さ・見た目のスター性・性格の明るさ・ファンサービス精神等から、プロであるという事は常人とは違う才能を持っている事なんだなぁと思いました
(しかし残念ながら、他の参加プロにはそのような才能は感じませんでした。補助具をつけて、ボウルをトッカエヒッカエ使う姿には、プロ性は感じませんでした)
それと、35年経過したウッドレーンに対して、ショートなシャークパターンを採用したのは大失敗ですね
左投げのライノでさえもポケットに運ぶので精一杯でした(もちろんJPBAのプロ達も)
シンセティックであれば良いのでしょうけれど
あれでは高速回転がデメリットにしかなりませんし、プロって下手?なの?、と思われてしまうように感じました
個人的には良かったと思いましたが、料金設定も含めてリピーターが増えるかどうか、疑問が残りました
プロ活動を応援するJBPの前途は厳しいと思いますが、それでも微力ながら協力して行こうと思います
詳細の状況をお知らせいただき
ありがとうございます。
今わたしはこの件に関して「現場」が見えていない状況です。
机上でいくら論じてもNGでして
事実を正確に把握することが何事も第一歩である
と考えております。
参加したボウラーがそれぞれどのような感想をもったのか
知りたいところですね。