らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1506.LONG LONG LONG

2009-12-20 | 12.THE BEATLES
 ビートルズのジョージ・ハリスンが“THE BEATLES ”で発表した
メロディアスなワルツで、しっとり感のあるストロークのアコース
ティック・ギターと落ち着いたトーンのオルガンの響きが印象的な
曲です。

 いっけん、恋人へのメッセージにも受け取れるような曲にも思え
ますが、ジョージは「この曲に登場する“You ”は『神』のことだ」
とコメントしています。そういえば‘Long Long Long’には全体的
に至福感が満ち溢れているように聞こえます。

 この曲を含めて“THE BEATLES ”で発表されたジョージの曲には
インド楽器が使用されていません。それまでの過去3年間で4人は
“RUBBER SOUL ”“REVOLVER”“SGT. PEPPER ”そして“MAGICAL
MYSTERY TOUR”を世にリリースする中で、シタールやタンブーラ等
をフィーチャーした楽曲を発表してきました。“THE BEATLES ”を
制作する前の1968年の冬に4人はインド・リシケシュへ赴きました。
しかし、ジョージはその地で「曲づくり」をしていなかったのです。
このことは、とても興味深い事実ですね。

 最後にもうひとつ。‘Long Long Long’では「ムーディでタメの
効いた」ピアノの音が聞こえてきます。ポールが弾きそうなプレイ
ですが、このアルバムの制作中の一時期、ジョージ・マーティンの
代行としてプロデューサーを務めたクリス・トーマスの手によるも
のです。なかなか味のあるグッド・パフォーマンスですね。ビート
ルズが優秀で才能のあるスタッフに恵まれた一例だと思います。



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